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FESTAT2025開催!!その②:研究発表の部

2025年8月16日 15時44分

午前中の本村陽一先生の講演の後には、参加校の生徒たちによる研究発表を行いました。

本村陽一先生の講義の様子はこちら

午前に引き続きoViceというオンラインバーチャル空間を用いて発表を行いました。

画面はこちらのようになっています。

発表風景①

参加校は北は北海道、南は大分までの全14校です。研究発表数は39本に上ります。

FESTATの特徴として、研究発表が研究の時期ごとに、研究成果の総まとめの時期の最終発表、研究途中でアドバイスをもらいたい時期の中間発表、これから研究を始めるための助言をもらうための研究初期という3つに分かれています。

発表風景③

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また、今年は統計やデータサイエンスをテーマにした研究だけでなく、理科の発表も行われました。

これは例年7月末に香川県で行われている香川県高校生科学研究発表会が今年はかがわ総文祭と重なって実施できなかったため、その代替としての発表の場となっているためです。

しかしながら、理科の研究発表とは言えども、その中には統計的な分析をはじめとして統計的視点やデータサイエンスの観点が含まれていました。

発表風景④

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全部で6ブースに分かれ、各参加者が研究発表を行い、発表の後にはアドバイザーの先生方から専門的な知見からの示唆に富んだご助言をいただきました。

研究発表の最後には、同志社大学客員教授 狩野裕 先生に全体講評をいただきました。講評の中では、午前中の本村先生の講義にも触れ、統計やデータサイエンスにおいてAIやコンピューターを活用するうえで意識することや、便利さの中に潜むリスクについてもお話されました。研究発表については、自ら課題を発見する経験をして、その能力を磨くことの重要性を説かれていました。また、データ分析や情報活用の意義、そしてデータ採集することの意味についても気づいてほしいとお話しいただきました。

お盆明けの土曜日にも関わらずご参加いただいた全国の沢山の方々、本当にありがとうございました。

このFESTATが発表の場としてだけでなく、交流のきっかけとなっていれば幸いです。

来年もまたよろしくお願いいたします。