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3月15日(水)5時間目 数学Ⅲ「複素数平面」の授業

2017年3月15日 10時52分

本校では度々,自発的な「研究授業」や「公開授業」が行われております。

今回は数学の授業が公開されました。

 ○まずは先生から,本日の流れの説明がありました。

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○前の時間に,生徒各自が問題を作って持ち寄り,班の代表の問題を議論して決めました。

○班で作成した問題を,交代で発表しあい,質疑応答も行います。教室の四方に生徒の作成問題がポスター掲示されています。

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○その問題を,生徒がお互いに評価し,「よく練られており,面白い」「教科書で習った範囲を使って,かつ工夫されている」「わかりやすく説明している」と思う「問題」に,コメントとともに付箋を貼ります。

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○もっとも付箋を集めた班が,みんなの前で発表し,みんなから出された質問に答えて行きます。

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○最後,「ふりかえり」の時間です。生徒が今日学んだこと,気付いたことなどを記入します。

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生徒の感想を2,3紹介します。

○ 問題を作るときに一番思ったことは,教科書をよく理解していたら聞かれていることはすべて基本を重ねているだけで,文が長くて難しいと自分で思ってしまっているだけなんだと思いました。それはどこの大学でも同じことで,使いこなすことが重要だと思います。1つ1つ理解し,人に教えられるようになってこそ,本当に理解したことになるのだと思います。

○最後の4班の発表では,自分では思いつかなかった別解や考え方があることに気づくことができた。自分で参考書の問題を解いてそのままにするのではなく,友達の考え方や意見も聞くようにしようと思った。

 

主体的,協働的な深い学びができていることが感想から伺えます。

この50分の授業の流れは,「個」→「班」→「クラス全体」→「個」の学びでした。

 

本校では,SSHの課題研究の指導のノウハウをもとに,通常授業においても,「アクティブ・ラーニングの視点からの授業改善」を行っています。

今日の公開授業にも,数学の教員のほか,国語科,公民科,理科の教員も参観し,学びを深めました。