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「金星の太陽面通過」を観察しました

2012年6月6日 21時21分

今日は朝からほぼ快晴の絶好の観測日和になりました。午前6時過ぎから、天体部員の有志たちが観察の準備にあたりました。今回を見逃すと次は105年後ということもあり、部員たちの気合いの入り方も半端ではありません。屋上には2台の大型望遠鏡を用意し、部員たちが写真撮影観測を行いました。そして、正門を入って正面の辺りには、可視光線による眼視観察用の望遠鏡と、特殊フィルターにより太陽のプロミネンス(紅炎)などが観察できる太陽観察専用の望遠鏡などを用意しました。少し早めに登校してきた生徒や先生方が、天体部員の説明により熱心に観察していました。その後も、太陽面通過が終了する午後1時48分頃まで、生徒たちだけではなく本校を訪れた様々な方たちが望遠鏡を覗いて、この珍しい現象に見入っていました。

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 屋上での観測風景  玄関前ピロティー付近での観察風景
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 第2接触(午前7時29分頃、天体部員撮影)  太陽の黒点と太陽面通過中の金星(天体部員撮影)