文化部/新聞部

活動紹介

(平成24年9月27日)第177号坂高新聞発行


「 '二〇一一年三月十一日。日本周辺における観測史上最大の地震が起こった。この大地震は大津波を引き起こし、多くの場所で壊滅的な被害をもたらした。' ' そんな大震災から約一年六ヶ月が経ち、少しずつではあるが、復興に向かっている。その大きな要因にボランティアの存在がある。震災が起こった直後には、一ヶ月で岩手、宮城、福島の三県を合わせて、約十七万人もの人がボランティアに駆けつけた。救援物資の確保や輸送、炊き出し、がれき・土砂の撤去など、様々な場面で活躍した。そして、人と人との絆の大切さを感じる機会が増えた。' 'しかし、最近では被災地に来るボランティアの数が減少していると聞く。地震発生後すぐは多くのボランティアが駆けつけたが、日が経つにつれてどんどん減少していき、今年七月にはピーク時から十六万人も減少し、約一万人となった。香川県からはどのくらいの人が被災地でのボランティアに参加しているのだろうか。東北地方は遠く、簡単には行けない。また、ボランティアとして何をすればいいのかわからない。参加方法がわからないなどの理由から、行動できないでいるのではないか。' '被災地から離れて住んでいる私たちにもきっとできることがあるはずだ。例えば募金など、自分たちにできることを考えたい。復興が進んでいるとはいえ、まだ多くの人が不自由な生活を送っている。ボランティアを一時的なものと考えるのではなく、小さなことでも継続的に取り組むことが大切だと思う。' '坂高生の意識調査アンケートから、ボランティアについて考える場面が増えているにもかかわらず、参加する機会が増えた人のパーセンテージはおいついていないということが読み取れる。ボランティアに対する意識は高まったが、行動に移すのにはもう少し時間がかかるのだろうか。震災の時に感じたことを風化させてはいけない'。」


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Last-modified: 2020-01-14 (火) 10:20:12