“先輩、なんの研究してるんですか?” 第3回実施報告
2026年7月10日 16時25分6月18日(木)15:40~
本校卒業生で、現在東京大学大学院に在籍する学生2名を講師として、自身の研究について語っていただくイベントの第3回を開催しました。(講師の1人はオンライン、もう1人は来校してくれました)
1人目:「数ミクロンの『空気のクッション』が支える水滴のバウンド 〜研究を擬似体験してみよう〜」(工学系研究科 機械工学専攻在籍中)
床にぶつかった水滴は通常広がりますが、薄い空気の層に支えられるとボールのようにバウンドします。この現象を温度条件によって変化させる研究を進めている先輩のお話しでした。自身が経験した、研究における失敗や試行錯誤の過程を後輩たちに問いかける形でお話しくださり、未知の現象に対して仮説を立て、研究を「設計する」ことの難しさや面白さの一端に触れさせていただきました。
2人目:「新種のプランクトンはどう見つかる? 〜プランクトン分類学の世界〜」
(農学生命科学研究科 水圏生物科学専攻在籍中)
顕微鏡観察やDNA解析を通して海の植物プランクトンを分類し、新種を発見されている先輩のお話しでした。子どもの頃からの「好き」を原動力に生き生きと研究を語られる姿、またその興味を切り口に学会発表や留学、海外調査など世界を舞台に活躍されている様子に、参加した生徒たちは大きな憧れと刺激を受けました。
工学系と農学系という、生徒にとっても関心の高い分野の先輩のお話しに、参加生徒は終始熱心に聞き入り、質問も活発でした。講師おふたりは所属する学部のパンフレットを持参して、丁寧に個別の相談にも乗っていただくなど、予定時間を大きく超過するほどの盛会となりました。
先輩たちのリアルな研究の失敗談や、新種発見の実際のプロセスに触れ、生徒たちにとって「大学院」や「研究」の解像度がぐっと高まったようです。イベント後のアンケートからは、日々の勉強を受験のための義務としてとらえるのではなく、将来自分の好きなことを全力で究めるための能動的なステップであると、学ぶことを前向きに捉えなおしている生徒たちの姿が印象的でした。
ご協力いただいた卒業生のみなさん、本当にありがとうございました。