校長あいさつ
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<校長あいさつ>
春爛漫となった4月8日に入学式を挙行し、今年度の児童生徒が全員そろいました。新入生は小学部が8名、中学部が15名、高等部が21名の合計44名で、全校児童生徒数は昨年度当初から3名増の150名でのスタートとなりました。各学部の状況ですが、昨年度と比べ小学部が2名減の47名、中学部が2名増の40名、高等部が3名増の63名となっています。
教職員ですが、年度末の人事異動により、15名の教職員が退職、転出しました。そして14名の教職員を新たに迎え、令和7年度は85名でのスタートなりました。転退職された教職員には、いつまでも本校の応援団となってくれることを願い、また転入した教職員には、早く本校に慣れ、新風を巻き起こしてくれることを期待しています。
たくさんの方々に支えられ、本校は開校48年目を迎えました。「あかるく、たのしく、のびのびと」の校訓の下、開校以来培ってきた伝統と東部らしさを「進化」、「深化」、「芯化」させつつ、新しい時代に対応できる柔軟さ、しなやかさを保ちながら、より魅力ある学校になるよう、教職員は一丸となり、保護者、地域、関係の皆様とは手を携えて、児童生徒の将来の自立と社会参加を見据えた教育活動を展開して参ります。今後とも、更なるお力添えを賜りますようお願い申し上げます。
<香川東部支援学校について>
本校は、昭和54年に法施行された養護学校義務制の2年前、すべての子どもたちに学校教育をという保護者の強い願いのもと、昭和52年4月、本県東部地域を校区とする「香川県立香川東部養護学校」として、ここ長尾町安松地区に地域のみなさまのご協力を得て開校しました。学校の敷地は石田高等学校旧長尾分校の跡地を活用、小学部39名、中学部8名、合わせて47名の児童生徒、そして33名の教職員でその歩みを始めました。昭和56年に高等部が設置されて、小中高の一貫教育の体制が整い、校舎や体育館、プールなどの施設が順次整備、拡充されていきました。今年度は創立48年目となります。
本校は知的障害のある児童生徒を対象とする特別支援学校ですが、県東部地域唯一の支援学校として、肢体不自由を併せ有する児童生徒の教育にも取り組み、一人一人に応じた自立活動の学習や、エレベーターや自動ドア、多目的トイレ等の教育環境の整備も進めてきました。児童生徒も県東端の東かがわ市から高松市内の東部地域まで在籍していることから、広域にスクールバスも運行しています。また、コトデンの長尾駅や大川バスのバス停まで徒歩10分足らずであり、中・高等部ではそれらの公共交通機関を利用して自主通学をする生徒も多く、将来の自立に向けた取組にもなっています。
これまで本校がこの地で発展してきた礎には、地域のみなさまや近隣の小・中学校、高等学校、民生委員の方々の多大なるご支援やご協力がありました。地域に根づく学校として大事に育てられ支えていただきましたことに、あらためて感謝申し上げます。
本校の校訓「明るく たのしく のびのびと」は、昭和53年2月に制定されました。いつも笑顔をたやさず、健康でたくましく、生きがいを持って人生を楽しみ、互いに個性を大切にしながら主体的に生きる人間になってほしいという願いが込められていると考えています。この校訓がめざす子どもたちの姿は、決して学校の中だけで実現できるものではありません。保護者のみなさまのご協力、そして地域のみなさまや関係機関のみなさまのご理解とご支援、ご協力があって可能となります。今後ともよろしくお願いいたします。
令和7年4月1日
香川県立香川東部支援学校長 菊田 一之