SSHブログ

8/24(火)サイエンス・ダイアログを実施しました。

2021年8月24日 17時16分

8月24日(火)午後,サイエンス・ダイアログが行われました。

日本学術振興会のフェローシップ制度によって,多くの外国人研究者が日本の研究機関で研究をしています。「サイエンス・ダイアログ」とは,日本の研究機関で最先端の科学研究をしている外国人研究者が英語で講義をするプログラムで,理数科2年生を対象に,毎年実施しています。

今年も,対面の実施を目指して準備をしてきましたが,コロナ禍の影響で,オンラインによる講義となりました。

今回,英語で講義をしていただいたのは,

国立研究開発法人 海洋研究開発機構(JAMSTEC) 高知コア研究所の

Dr.John David BEDFORD 先生です。

講義のテーマは Earthquake Science , Studying Earthquakes でした。

JAMSTEC主任研究員の廣瀬様の講義補助もあり,英語での講義も生徒たちはスムーズに理解できたようです。電子辞書を片手に質問を考えたり,身を乗り出して聴いたり,メモを走らせたりする生徒の姿が印象的でした。

030824-2 030824-7

030824-6 030824-1

地震科学の話からイギリスと日本の文化や,日本の研究の優れた点など,多岐にわたる,学び多き講義となりました。

生徒からの質問も,時間いっぱい,活発に出されました。

030824-5 030824-4

030824-3 030824-8

英語での質問にチャレンジし,場数を踏むことで,再来月の米国とのオンライン海外研修を成功させたいところです。

関係の皆様,ありがとうございました。

生徒の感想の一部を紹介します。

・地震のメカニズムについて学ぶことができて良かった。物理,生物,化学,生物はすべて繋がっていると思うので,授業ではあまり習わない「地学」のことを学ぶことができて良かった。自然現象を科学的に説明できることが,納得できて,面白いと思った。また,日本とイギリスなどの文化の違いについても興味深かった。

・とても面白かったので,いつかの機会に,ぜひ直接お話を聴きたい。できれば,実際に訪れて,実際に乗船したりしてお話を聴きたい。

・わかりやすい英語で,聞き取りやすく,スピードも良かった。英語で質問したとき,とても緊張したけど,わかりやすく答えてくださったので,とてもいい経験になった。たくさんの国の人と一緒に働ける研究施設は,とても楽しそうだった。

・英語で講義をしていただき,貴重な機会だった。自分の英語の実力をもっとつけないと,と思った。

・地震の原理を,ばねと摩擦の関係で説明できるところが興味深かった。

・自分たちにとっても身近で重要な南海トラフ地震のことで,とても興味を持った。

(8.25追記)

JAMSTEC高知コア研究所 Twitter