SSHブログ

第3回SSH講演会を実施しました

2017年11月10日 09時45分

ブラウン大学の廣井孝弘先生をお招きし「はやぶさ・はやぶさ2と惑星探査の未来」と題した講演をいただきました。

今回の講演は全校生で聴講しました。

本校では、SSH講演会について講師紹介、謝辞、司会進行、記録のすべてを生徒で行っております。

それでは、以下、1年生SSH委員の記録係2名より,今日の講演会の様子をお伝えします。

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まず「色」についてお話しいただきました。自然界の色が調和していることや、色のしくみの説明、宇宙風化の説明がありました。

はやぶさ計画や、はやぶさのしくみについて動画などで説明してくれました。小惑星のつくりなどをCGやグラフなどで紹介していただきました。また、はやぶさの実験結果を詳しく説明してくださいました。実験の多くは、隕石がどこからきたのかを調べるものでした。

先生の説明の時は、資料をしっかり見ながらメモを取る人が多く、動画を見るときは皆が顔と耳を傾けて真剣に聴いているように見えました。

また、活発に質疑が行われていました。

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出された質問は、次のようなものでした。

・宇宙風化実験のコンドライトの違いを見分ける際の鉄について(3年生)

・自分の研究に不安があるときなどに、どうやってモチベーションを保つのか(2年生)

・宇宙風化の原因がわかったことと、小惑星の宇宙風化の発見はどちらが先なのか(1年生)

・はやぶさ2の「視力」はどれくらいか。どのくらいの距離から、どのくらいのものが見えるのか(1年生)

・太陽系圏外に宇宙風化はあるのか(3年生)

・宇宙に関して、いま、注目の研究は。どうやって研究テーマを決めていくのか。(3年生)

・何がきっかけで今の仕事、研究をしたのか。(1年生)

 

先生のようにあきらめずに研究を続けていくことで、またはやぶさなどを通して、宇宙についいて新たな発見があることがわかりました。私もあきらめずにたくさんのことに興味をもってとりくんでいきたいです。

宇宙にかかわっている方のお話をきいたことは、今回が初めてでした。思った通り、難しい内容が多く、うまく理解できないこともありましたが、先生が作成した説明資料は見やすく、はやぶさの映像に、今の技術のすごさを改めて感じました。

また、「いまの研究をしているきっかけ」についての質疑応答では、最初から決めていた夢ではなかったことを知り、途中からでも夢をかなえられるということも教えていただきました。

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