高校写真部のめざすべきもの

 たいそうなタイトルをつけてしまった。 [worried]

 たいして写真の知識があるわけでなく、ましてや写真家などではもちろんありません。「写真が好きか」といえば「楽しいときもそうでないときもあるからよくわからない」としかいいようがない、私はそんな顧問です。
 でもね。私は教員ですから教育のプロであるべきだと思っているわけで、写真活動を通して高校生の人格形成(人間教育)にどのようにアプローチするべきなのか、といった課題は常に考える必要がある、なんて思ってたりしています。

 写真は本来自由なものなんですね。「こうでなければならない」なんてことは一切ありません。構図やシャッタースピード・絞りの選定、プリント技術などなど身につけておいた方がよい基本的な知識はいろいろとありますが、とにかく撮ってみる、とりあえずプリントしてみる、ことの方がもっと大切だと思います。そうすることで、わたしたちは「見ている」「分かっている」と思っている自分自身や自分のまわりの事が、案外「見えていない」「分かっていない」ことに気付くことができるのです。

 部員たちの写真を見ていると、一人一人の人柄が感じられます。「愉快な」「恥ずかしがり」「真剣な」画面からは生徒たち自身が顔をのぞかせます。おそらくは撮影者自身も気付いていないメッセージを本人に伝えることで、独自の表現ができればいいな、と思うのですが、、、難しいですね。  ともあれ、本校写真部の究極の目標は「コンテスト上位入賞」ではないんです。(もちろん目指してますよ [smile])そう、一言で言うなら「自分さがし」でしょうかね。 [smile]

(と、いうわけで続きは次回  2006.11.18)



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Last-modified: 2008-12-20 (土) 12:21:14