人間教育ったって †
前回、えらくめんどうな切り口から始めたものだから、考え込んでしまった・・・。
![[worried]](image/face/worried.png)
部活動ってなんだろ？教えるって何だろ？写真って・・・？
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私たちがそうであったように、高校生という時期は個々人の人格形成に重大な時期であることは間違いないでしょう。等しくその心の内面には嵐が吹き荒れ、自己と他者を意識し、自分自身と対峙し、こうありたいと思う自分と現実の自分との激しい葛藤の中で自己を磨き上げていくものなのかもしれません。
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かつて（若い頃？）は部員たちに「こう撮ってみたら」などと構図やシャッタースピード、絞りまでを指示していたこともありました。でもやめました。だってそんなの部員たちの作品、部員たちの見方じゃないし、だいいち仕上がったものはとてつもなくつまらないものなのですから。
私が言うのも変ですが、高校生の写真は素晴らしいです。控えめな生徒は控えめに、気配りのある生徒は気配りのある、おちゃめな生徒はおちゃめな、フィルムに写しこまれた生徒自身の姿は自信や葛藤、歓喜や苦悩にあふれています。だから私はいつも「面白いね」って言うんです。そうそう「よく見てごらん」とは言いますよ。「高さ（目線）を変えて」「時間を変えて」「近くによって、少し離れて」なんてね。そうすることで被写体（対象物）への理解を深め、そこに興味を持った自分への理解も深まると考えるからなのです。
(2006.12.2)
