校長室より

新年度がスタートしました🌷

2023年4月17日 09時01分

昨日の16日(日)に本校通信制課程の始業式が行われ、先週9日(日)に行われた入学式とあわせて通信制課程の生徒全員がそろって授業が開始されました。

通信制課程の生徒の大部分は『専修生』といい、高等学校卒業を目指して授業や学校行事に取り組む高校生です。自宅学習を基本とし、学校から送られてくる各教科の教材(レポート)を自学自習で解いて返送すると、それを教員が添削指導する、というやり取りで学びが進んで行く学習形態です。通常の対面での授業や体育など実習を伴う授業は、月に2~3回、日曜日に行われる面接指導(スクーリング)で受講しますので、生徒が登校するのは日曜日が基本です。ただ、本校通信制課程は普通科ですので、上級学校への進学を考えている生徒もおり、授業の内容をさらに深めた学びを希望する生徒や、教員に質問したい事柄がある生徒などには、水曜日と金曜日に学習会が用意されていて、自由参加で有効に活用しています。

『専修生』の他にも、個人の興味・関心に基づいて希望する授業だけを受講する『特修生』もおり、それぞれの学びを継続・深化させています。さらに、今年度はたまたまいませんが、定時制課程など他の課程の生徒が特定の教科・科目の授業だけを受講して単位修得を目指す『併修生』という制度もあります。

今年度は161名が在籍する通信制課程ですが、在籍する生徒がなぜ通信制課程で学ぶことを選んだのかの目的や経緯はさまざまですし、年齢や職業や学習歴もさまざまです。まさに生徒としての多様性がここにはあるのです。だからこそ得られる情報や刺激も期待でき、授業などの学習活動以外にも通信制課程で学ぶ意義があると考えます。

一方、全日制課程や定時制課程では、すでに6日(木)の始業式と7日(金)の入学式で新メンバーがそろっており、授業や学校行事などの学習活動が開始されています。

朝から登校する全日制課程の生徒、夕方から登校する定時制課程の生徒、そして日曜日に登校する通信制課程の生徒。三つの課程の多様な生徒が、それぞれの目標や目的に応じてそれぞれの学びにしっかりと向き合って真摯に努力を重ねていく、そんな学びの多様性を実現する場所として本校が役立つことを校長として願っています。