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「分からない」「おかしい」学びの阪大研究室体験

2013年8月6日 19時26分

7月29日(月)~31日(水)に、理数科2年生14名が大阪大学工学部の研究室を訪ねました。今年で2回目のこの行事は、「(1)最先端の研究に触れることで、科学技術への興味関心を高める。(2)第一線の研究現場を体感することで、研究とは?研究室とは?研究者とは?研究の進め方とは?を知り、研究者への具体的なイメージを深める。(3)テーマの決め方や研究の進め方を学ぶことで、課題研究に役立てる。(4)将来、研究者や技術者等になるためのキャリアガイダンスとして役立てる。」を目的に行っています。

 

<<3日間の日程>>

29日 河田聡教授講義「大学とは」講師 河田聡教授

30日 7つの研究室(河田研究室、井上研究室、民谷研究室、菅原研究室、小林研究室、高原研究室、Verma研究室)に分かれ、最先端の実験、研究等を体験

31日 プレゼンテーション実習

 

<<生徒の感想から>>

Aさん

「今回やった実験でも実際に実験していた時間は2時間程度でしたが、準備には3時間以上かかりました。実験の道具はていねいに洗う、物質の重さは正確に量るなど慎重に作業しなければなりませんでした。細かい作業もとても多く、途中で嫌になることが何度もありました。そんな作業をいつもやっている研究室の方々は本当にすごいなぁと思いました。正確な実験結果を得るためにはそれなりの準備が必要だということがよく分かりました。」

 

Bさん

「河田先生には、「分からない」「おかしい」と考え、自信を持ってそれを言うことの大切さを教わりました。・・・分からなければ正直に「分からない」と言い、情報を鵜呑みにせずに「おかしい」と思えば徹底的に考え、分かったつもりにならないようにしたいです。その「分からない」から新たな発見があるかもしれないし、独創的な観点に気付くかもしれません。そう信じて、自分の「分からない」「どうして?」という気持ちを追い求められる研究ができればいいなと思います。」

 

Cさん

「研究をしていく中で失敗は当たり前のことだということ。研究を行う上でその周辺の分野と必ずつながりがあるので総合的に勉強して知識をつけていかないと駄目であること。 ただモノを調べるだけでは駄目でそれをどう応用すれば社会に貢献できるのかという先のことも考えながら研究しなければならないということ、を学びました。」

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