人権同和教育部からのお知らせ

人権同和教育部からのお知らせです。

   画像は2022年1月19日(水)に行われた人権講演会。東京パラリンピック2020に
   出場された、廣瀬悠さん、廣瀬順子さんご夫妻によるリモート講演でした。

人権・同和教育部の投稿記事

2018年12月5日(水)人権映画観賞会

2022年3月25日 16時26分 [香川県立坂出高等学校管理者]

 12月5日(水)坂出市民ホールにおいて、1・2年生を対象に人権映画鑑賞会を開催しました。

原作は、ドリアン助川さんの小説「あん」であり、2015年に一度映画鑑賞会で鑑賞した作品です。

映画の中では、ハンセン病回復者への無理解や差別だけを描いた映画ではなく、日常生活に潜む差別意識や、
生きる意味をさりげなく問いかける作品になっていました。現実に壁があるわけではないが、人々の心に壁がある。
「偏見」という名の超え難い壁。消えない壁の中で生きる人たちが、それでも生きていく意味を訴えかける。
「私たちも陽のあたる社会で生きたい」「私たちはこの世を見るために、聞くために、生まれてきた。この世は、ただそれだけを望んでいた。
だとすれば、何かになれなくても、私たちには生きる意味があるのよ。」
このような言葉に誰もが生きる意味を考えさせられ、観る人の心に響く作品であったと思います。
また、鑑賞した生徒は、「主人公の徳江さんは、小豆やその他のものの声を聞いていた。
そういう風に物事に向き合い、本質を見極めることが現代で必要とされている場面は、多々あると思う。
自分が見聞きしたものをそのままうのみにすることが偏見を築いてしまうのではないか」と感想を寄せました。

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2018年12月5日(水)人権映画観賞会
2022-03-25 [香川県立坂出高等学校管理者]

 12月5日(水)坂出市民ホールにおいて、1・2年生を対象に人権映画鑑賞会を開催しました。

原作は、ドリアン助川さんの小説「あん」であり、2015年に一度映画鑑賞会で鑑賞した作品です。

映画の中では、ハンセン病回復者への無理解や差別だけを描いた映画ではなく、日常生活に潜む差別意識や、
生きる意味をさりげなく問いかける作品になっていました。現実に壁があるわけではないが、人々の心に壁がある。
「偏見」という名の超え難い壁。消えない壁の中で生きる人たちが、それでも生きていく意味を訴えかける。
「私たちも陽のあたる社会で生きたい」「私たちはこの世を見るために、聞くために、生まれてきた。この世は、ただそれだけを望んでいた。
だとすれば、何かになれなくても、私たちには生きる意味があるのよ。」
このような言葉に誰もが生きる意味を考えさせられ、観る人の心に響く作品であったと思います。
また、鑑賞した生徒は、「主人公の徳江さんは、小豆やその他のものの声を聞いていた。
そういう風に物事に向き合い、本質を見極めることが現代で必要とされている場面は、多々あると思う。
自分が見聞きしたものをそのままうのみにすることが偏見を築いてしまうのではないか」と感想を寄せました。