日誌

定時制の生徒たち④ ~卒業考査を前に~

2023年1月18日 21時30分

来週卒業考査を迎える4年生の、今日の英語の授業の教材は、ビートルズの名曲「Let it be」。これを教材に選んだのは、英語の担当でもある担任の先生。もうすぐ卒業する生徒たちに、苦しいことがあっても、自分らしさを失わないで、あるがままでいてほしい、という願いを込めたとか。4年生は言葉の意味を味わいながら、声を合わせて「Let it be」を歌っていました。

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さて、その中の1人、Dさんに定時制での4年間についてインタビューしました。中学時代は英語がとても苦手で、高校の授業が不安だったそうです。しかし、中学時代の内容を復習しながらの授業によって、今では少し分かるようになったとか。「今も苦手ですけれど」と言いながらも、アルバイト先の飲食店で外国人のお客さまが来たときに、英単語をつなげて注文を聞くことができるまでになったそうです。

そんなDさんが感謝しているのは、クラスメイト。「4年間、クラスメイトがいつも助けてくれました。アルバイト先で叱られて落ち込んだまま登校しても、気持ちを引っ張ってくれたり、勉強を教えてくれたり。本当に感謝しています。」そして、春からの社会人生活については「高校時代に学んだ知識を活用して、いろいろな人と知り合いになりたいです。」と話してくれました。

考査期間になると、いつも誰よりも早く登校してテスト勉強をしていたDさんに、今回も早く登校してテスト勉強をするのかたずねると、「はい。」と答えてくれました。

4年生の皆さん、高校最後の定期考査、がんばってください!