菜根譚(さいこんたん)の額
2026年8月20日 10時30分校長室の壁に漢文の額が掛けられています。先日、本校の創立80周年記念誌を見ていて、この額の説明に目が留まりました。津田高校の前身である「香川県大川郡津田町立高等女学校」が昭和4年4月に開校した翌月に、大蔵大臣三土忠造氏が視察のために来校され、訓話の後に揮毫(きごう:毛筆を使って言葉や文章、絵などを書くことで、著名人が頼まれて書く場合に用いられる)していただいたものです。三士氏は、香川県出身者として最初の大臣で、文は漢文の菜根譚(さいこんたん)の一節で、意味は以下の通りです。
人のささいな過失を責め立てたりせず、人の隠しておきたい私事をむりにあばきたてず、人の過去の悪事をいつまでも覚えておくようなことはしない。この三つを実行すれば、自分にとっても修養となるし、また、人の恨みをかう災害から遠ざかることができる。
もとの菜根譚は400年前の明の時代のもので、三土大臣に揮毫していただいてから97年と長い年月が経っているわけですが、この心得に関する教育は、この時代から果たして進んでいるのだろかと考えさせられました。