校長あいさつ

香川県立高松支援学校のホームページへようこそ

*** 伝統を引き継ぎ 支え合い 援け合う 次なるステージへ ***

 本校は、香川県のほぼ中央部に位置する、県内唯一の肢体不自由児のための特別支援学校です。昭和36年、中国・四国で初めて障害のある児童生徒の学校として設立された香川県立養護学校を源としています。昭和54年の養護学校義務制に伴い、肢体不自由のある児童生徒を対象とする香川県立高松養護学校を経て60年余。令和5年4月、校名を「香川県立高松支援学校」と改めました。文字通り、支え合い援け合い、人と人との絆を大切にしながら、本校のグランドデザインで描く学校像「楽しく学び合う学校、夢を育み 実現する学校、保護者や地域に信頼される学校」を目指し、一人一人を大切にした教育の歩みを進めています。
 今年度は、小学部36名、中学部21名、高等部31名の計88名の児童生徒と、教職員121名でスタートしました。隣接するかがわ総合リハビリテーションセンターに施設内学級やベッド学級を設けるとともに、自宅や病院への訪問による指導も行っており、 「のばそう からだ、みがこう 心、めざそう 自立」の校訓のもと、児童生徒も教職員も笑顔あふれる日々の中、子どもたちの夢と希望を大切に、教育活動に励んでおります。
 本校ではこれまで、児童生徒一人一人の教育課題に教職員が真摯に向き合い、自立活動の指導やICT機器をはじめとする支援機器の活用、教科指導、安全な医療的ケアや摂食指導など、肢体不自由教育の知識・技能について日々研鑽してきました。また、本校に在籍する児童生徒の指導だけでなく、「からだと学びの相談センター」として、県内の幼小中高校等に在籍する幼児児童生徒の育ちや体の使い方、学びについての相談にも積極的に対応してきました。こうした研鑽や活動の蓄積を分かりやすく整理した内容が、このホームページでも閲覧可能となっておりますので、肢体不自由教育に関してお困りのことがありましたら、参考にしていただければ幸いです。また相談は随時お受けしておりますので、遠慮なくご相談ください。
 新型コロナウイルス感染症の流行により、制約が多い中での活動が続きましたが、子どもたちがいきいきと楽しく学べるよう、保護者、関係者の方々と共に知恵を出し合いながら再開を進めてまいります。
 今後とも温かい応援をよろしくお願いいたします。

令和6年4月 香川県立高松支援学校長   北村 宏美