今年度初めての交流会を行いました。昨年の冬から日本語学校で学んでいる留学生の皆さんと、「春」について話し合いました。
![IMG_0006[1]](/sakadh01/file/3860)
日本では春と言えば「桜」・「お花見」ですが、各国にも春の象徴ともいえるお花があるそうです。例えばネパールのラリグラス(Laliguras)。春になるとヒマラヤ山麓などの高地で一斉に咲き誇ります。赤や濃いピンクのラリグラスはとくに鮮やかで、ネパールの春の風景を象徴する存在です。詩や歌、絵画、民族衣装のデザインにもよく登場する、文化的にも重要な花だそうです。
![IMG_0012[1]](/sakadh01/file/3863)
ミャンマーではパダウ(Padauk)が文化・精神・季節・国民性の象徴ともいえる重要な花だそうです。パダウは ごく短い期間(1〜2日)しか咲かない花で、雨が初めて降った直後に一斉に咲くため、春の到来と再生の象徴とされています。また一斉に咲く黄金色の小さな花がびっしりと咲く様子が純粋さや謙虚さと結びつけられているようです。ミャンマーの正月は4月初旬で、「ティンジャン」と呼ばれる水かけ祭りもその時期に行われるそうで、楽しそうな写真をたくさん見せてくれました。
![IMG_0649[1]](/sakadh01/file/3864)
日本でも、百円玉に桜の絵が刻まれているように、各国の紙幣にもこれらのお花が描かれています。お金を見せ合ったり、そこに書かれている各国の文字についても話したりと、1時間半の間、ノンストップでおしゃべりし続けました。
坂出高校は冬休みが終わりましたが、冬の気温が-30度以下のモンゴルはまだまだ冬休み中。この冬休みを利用して、モンゴルにある私立学校の学生が、坂出に滞在し、FD日本語学校にて語学研修を受けています。今回は、坂高生とほぼ同じ年齢のモンゴル人学生(中高生6名)と交流しました。
生徒たちは、モンゴルの学校と日本の学校とを比較しました。モンゴルでは、朝7時半に学校が始まり、午後2時には授業が終わります。希望者は、ゼミやサークルに参加して、興味のあることを勉強したり、身体を動かしたりして4時には下校します。夏休みは3か月、冬休みは1か月ありますが、宿題はほとんどなく、のんびり自由に過ごしたり、様々な研修に参加したりするそうです。服装に関する校則もあまりないようで、坂高生たちは羨ましがっていました。
モンゴルの学生は、日本の漫画やアニメをよく知っていて、日本の学校生活をイメージしていたそうで、坂高生が「漫画の中の出来事は、ほとんど起こらない」というと、少しショックを受けていました。
流行りの音楽を紹介しあったり、プリクラを見せ合ったり、モンゴルの文字で名前を書いてもらったりして、和気藹々とした雰囲気で交流することができました。モリモリに加工されたプリクラについて、教員目線では「これはだぁれ?リアルなあなたの方が可愛いのに。」と思うのですが、さすが同世代の生徒たち同士、「これがいいの!」「かわいいー!」と盛り上がっていました。国は違っても女子高校生たちの“可愛い”の感覚は似通っているのでしょうね。

11月12日(火)放課後、日本語学校にて交流会を行いました。
今回のテーマは、「学校行事」
日本ではよくある行事も、外国の学生には珍しく映るものがたくさんあります。例えば「運動会・体育祭」。外国にもスポーツの日として生徒たちが球技を楽しむ日はあるようですが、日本のような綱引きやリレーなどいろいろな種目で競い合う運動会は無いようです。生徒たちは「玉入れ」や「騎馬戦」を紹介するのに苦戦していました。

2月21日は国際母国語デーです。バングラデシュでは特に大切な日とされています。バングラデシュは母国語であるベンガル語を守るために独立したという歴史を持っています。ベンガル語を守るための言語運動において命を落とした方々を追悼する記念碑が各学校にあり、学生たちは地元の学校の記念碑をめぐって花を手向けるそうです。

今回はウズベキスタン出身の学生も初めて参加してくれました。坂高生はどこだどこだと地図で探していました。世界史の授業でモンゴルやトルキスタンの学習をした後でしたので、生徒たちは「あ!ここ知ってた!教えてもらう前に答えられたらよかったのに…」と、少しくやしそうにしてました。授業で習ったことが、授業の外でもきちんと知識としていきるように、意識して学んでいってほしいものです。

2024年7月29日(月)~8月2日(金)の5日間、Global Studies Programを実施しました。
多くの坂高生が参加し、全て英語での活動に積極的に取り組みました。

初日は声が小さかったり、「Yes」「No」しか返事できなかった生徒たちも、日を追うごとに発言量が増え、自信をもって意見を述べることができるようになっていきました。

最終日は一人一人が「自分の強みとは何か、自分のコミュニティーにどう貢献するか」をプレゼンしました。”英語で”、”2分間”、”自分について話す”という課題を、初日から不安がっていた生徒たちでしたが、全員が表情豊かに発表し、とても見ごたえがありました。

修了証書をいただき、全員で写真をとって、プログラムは終了しました。グループリーダーたちの帰りの電車の時間ぎりぎりまで、メッセージをいただいたり、写真を撮りあったりして過ごし、リーダーたちも「また坂出に来たい」と言ってくださるほど、良いチームとなって活動できたと思います。
先日の文化祭ではGSP展示を行い、プログラム参加者がお客様に自分たちが体験したことを説明しました。今後も国際交流に関する取り組みを行っていきます。坂高生の皆さん、ぜひ参加してください。
