4月16日(火)18:00より、令和6年度のGlobal Studies Programについて説明会を行います。
多くの生徒や保護者の皆様に関心を持っていただき、ご参加いただけると嬉しく思います。
説明会への参加を希望される新入生は、合格者説明会に配布しました「説明会への参加申込書」を、入学式の日に学級担任にご提出ください。
なお、合格者説明会にて配布したプリントには、4月16日(木)との記載がありますが、正しくは 4月16日(火)です。訂正してお詫び申し上げます。
2月22日(木)の午後より、交流会を行いました。今回は、坂出高校に22名の留学生をお招きして、校内を一緒にあるいてまわり、坂出高校と皆さんの母国の学校との共通点や違いについて話し合ったりしました。
留学生は、アニメやドラマの中に出てくる学校の校舎やグラウンドなどに憧れを持っていたようで、「アニメの世界にいるみたい。本物の日本の学校の中を歩けて嬉しい」と。グラウンドや体育館で部活動に励む生徒の姿や、校舎の設備などを興味津々に見学していました。
フリートークの場面では、それぞれの国の学校生活の様子や、春休みはどんなことをして過ごすのかなど、思い思いに話をしました。
あるグループは人気のスポーツについて話をしていました。バングラデシュではクリケットが一番人気のスポーツだそう。世界ナンバーワンの選手はバングラデシュ出身の選手で、人気もお金もあってみんなの憧れなんだ、と。バングラデシュにはクリケット専用のスタジアムもあるくらい、とっても人気で一般的なスポーツなのに、なぜ日本では知られてないんだろう、と驚いていました。野球によく似たスポーツなので、野球好きな日本の人たちがクリケットをしたら、すぐにワールドカップでも大活躍するだろうに!といろんな動画を見せてくれながら、話をしていました。
どの班も話が尽きず、時間いっぱい交流をしました。今年度はおそらくこれが最後の交流会です。また来年度も実施しますので、ぜひ参加してくださいね。
3月1日(金)17:30より、来年度のGlobal Studies Programについて説明会を行います。
参加をご希望の方は、2/16に配布しました「説明会への参加申込書」を学級担任にご提出ください。
多くの生徒や保護者の皆様に関心を持っていただき、ご参加いただけると嬉しく思います。
11月26日に交流会を行いました。今回は、坂高生1名×留学生2~3名(同じ国出身の方)というグループで、食事のマナーについて話し合いました。
坂高生は、お箸の使い方を割り箸を使いながら教えたり、わたし箸やよせ箸といった「してはいけない」ことを伝えたりしました。
留学生の多くが母国ではお箸を使用しないため、「なぜ、それをしてはいけないのですか?」と、興味津々で尋ねられいましたが、坂高生はこの質問に答えるのになかなか苦労している様子でした。
どんな日本語を使うかという言語の課題もありますが、文化的背景の異なる方々に理由を納得してもらえる表現や説明を考えなければならないからです。
そして、そもそもの話になりますが、マナーの良し悪しは知っていても、その理由を知らないことも多いからです。「ダメなものはダメなんです…、何でダメなんだろう…」と悩んでしまう姿も見られました。
グループで話しあったことを、全体にも共有します。今回は、ご飯を食べる演技をしながら、説明しました。
スリランカでは、食事は右手で食べます。第1関節までの指先を使い、顔に指を添わせる向きで口元に運びます。(指が顔に垂直に向く、指を口につっこむ、ような食べ方はNGだそうです。)こぼさないように左手で受けをしますが、こぼれて左手についたものは地面についたのと同じで、口にしてはいけません。生徒にとって一番の驚きだったのは、「ラーメンも指で食べる。小さいころから食べているから、熱くない。」ことだったそう。
バングラデシュにも、食事の挨拶があるそうです。「ビスミッラ」「アルハムデュッリッラ」
フィリピンでは、食事をしているときに友人が通りがかったら、食事に誘うのが礼儀だそう。いつ人が訪れてもよいように、食事を作るときはたくさん作り、余ったら持ち帰っていただくそうです。
活動後、生徒たちはリフレクション(振り返り)を書くことになっています。よい気づきを得られたようですので、いくつかの言葉を紹介します。
・「外国の方々と関わる際、相手の国のルールやマナーを知らないと、意図せず、相手も自分も不快な気分になってしまうことがあると分かった。」
・「相手の国を知ろうとすることが、お互いを尊重することにつながると思う。」
・「留学生たちが自分の国の文化を日本語で一生懸命に伝えようとする姿を見て、私も外国語(英語)を“使える”ように勉強したいと思った。」
今回はテーマ「食事」について話をし、話し合った内容をポスターにまとめて発表するという活動を行いました。
坂高生は事前に、「留学生に食べてほしい家庭料理」のレシピを紹介できるように準備してきました。
「おばあちゃんに電話をして、作り方を教えてもらいました。調味料は適当に、と言われたけれど、『適当じゃダメだよ、どれくらいか教えて!って粘りました。」と報告してくれる生徒も。
簡単にできるものとして卵焼きやホウレン草のおひたし、お好みの材料でいつでも作れる味噌汁、肉じゃがや茶わん蒸しなど、さまざまな家庭料理を紹介しました。
留学生からは、「豚肉は食べられないのですが、別の肉でも美味しいですか?」、「すし屋でアルバイトしているので茶わん蒸しを作ったことがありますが、食べたことはなかったです。今度食べてみます。」など様々な反応が。
留学生の皆さんも、朝ごはんやおやつ、ご当地ラーメン(中国)や結婚式に必ず作るものなど、様々な料理を紹介してくれました。
フィリピンの方が紹介してくれたチキンアドボは、「お米と一緒に食べるととっても美味しい!」とのことで、ぜひ食べてみたいなと思いました。
が、「朝から食べるよ!」とのことで、驚きました。寝起きにチキンアドボ、、、胃がびっくりしそうだな、、、と。(ちなみに、たくさん作って、翌日食べるともっとおいしいそうです。)
みんなでポスターを作成し、発表しました。各班、工夫を凝らして素敵なポスターが出来上がりました。
やっぱり、自分にとって一番おいしい食べ物は、慣れ親しんだ母国の味だと思います。が、様々な国の料理や味付けを試してみたら、「意外とおいしい!」と思うものに出会えるかもしれませんね。
8月29日(火)に、第3回の交流会を行いました。
フューチャーデザイン日本語学校は8月下旬にサマーコースを開催しており、それに参加するためにモンゴルの高校生たちが多数、坂出にやってきていました。いつも交流している留学生よりもさらに若く、坂高生たちとほぼ同じ年齢の方々と交流することができるということで、夏休み(実力テストの終了後すぐ)でありながら、多くの生徒が参加しました。
モンゴルの高校生たちはそれぞれ民族衣装を身につけており、私たちに「モンゴルの式典でおどるダンス」を披露してくれました。民族の踊りと聞いていましたが、盆踊りのような感じではなく、リズミカルで新しさを感じる音楽で驚きました。
グループトークでは、「実際に日本に来てみてどう感じた?」「美味しいと思った食べ物は何?」などと日本の感想を聞き出していました。「日本のお土産は何を買ったの?」との質問には、「お餅」と答えた子がいました。モンゴルでは日本のお餅が好まれていて、家族に必ず買って帰るようにと頼まれていたそうです。ちなみに、モンゴルのスーパーでは「雪見だいふく」も一般的に売られているそうですよ。
「日本のお札を見せてほしい」という子も。お財布から1000円、5000円を取り出して見せると、「野口英世は本当に日本人?西洋人に見えます。」とか、「この女の人はどうしてお札に選ばれたのですか?」との質問が。坂高生は樋口一葉の説明に苦戦しつつも、しっかりと会話をつづけることができました。
今回は45分という短い時間での交流となってしまいましたが、生徒たちは十分仲良くなれたようです。モンゴルの高校生からいただいたお土産を、見せ合い、自慢しあいながら帰っていきました。素敵な出会いと、宝物を得られたようです。
次回は9月26日(火)を予定しています。
global studies program 5日目(8/4)
最終日です。生徒たちはプレゼンをより良いものにするために、家に帰ってからも内容を考えたり、発音の練習をしたりと熱心に取り組んできたようです。
プレゼンのテーマは「自分の強みとは何か、それをどう生かして、コミュニティーに貢献するか」
自信をつけるには、1に練習、2に練習、3も練習、練習あるのみ。グループリーダーたちにアドバイスをもらったり、メモを見ずにしゃべれるかを確認しあったり、時間ぎりぎりまで練習する様子がみられました。
そして本番です。全員の前で1人で発表することは、本当に緊張することだと思います。さらには、オープンスクールの日でもあったので、中学生や中学校の先生方も教室を訪れてくださり、緊張感はますます高まりました。そのような中でも、全員が大きな声で、胸を張って、しっかりと自分の強みを表現することができました。また問いかけに応えたり、素敵な表現に拍手したりと、聞き手としての姿も素晴らしかったです。「やり切った!」という表情が、とても印象的でした。
その後、グループリーダーからフィードバックを受けます。「いい声だった」、「自信にあふれた姿だった」というポジティブな言葉をもらいつつ、今後に向けたアドバイスももらいました。聞き手の反応を体感した生徒たちは、話すスピードやジェスチャーの頻度なども、プレゼンの質を高める重要な要素であることに気がついたようです。
午後は、プログラム全体の振り返りを行い、閉校式です。クラスは、達成感と寂しさに満ちていました。
プログラムは終了してしまいますが、この経験がこれから先も生徒たちに刺激を与え続けてくれることを期待しています。
global studies program1日目(7月31日)
プログラム開始前に生徒に話をきくと、「緊張してよく寝られなかった」「ついていけるか心配」などと言いつつも、それ以上に「やっと始まる!」「ずっと楽しみだった」「全部英語でやり切れたら、僕たち凄いよね」というワクワクしている様子が伝わってきました。
外国人のファシリテーター(マニュエルさん)やグループリーダーが教室に入ってくると、大きな声で挨拶し、生徒たちから自己紹介を始めることができました。リーダーたちはそれぞれが異なる国から日本の大学に留学している優秀な学生たちです。
初日のテーマはアイデンティティ。MBTIを使って性格診断を行い、その結果に納得するかしないかを話し合いました。
最初は英語の説明を聞き取るのがやっとで、なかなか英語がでてきません。"I agree." "I don't agree."は言えるのですが、その後の言葉が出てこないのです。
グループリーダーがyes,noで答えられるように問いかけてくれたり、「この単語を使ってみたら」と簡単な単語を挙げてくれたりしながら、生徒たちは何とか伝えようと努力しました。
レクチャーの途中で、マニュエルが尋ねます。 "Do you like OREO? "
Oreoの響きを耳にした生徒たちは、「お菓子!?」とちょっと嬉しそうな顔をしました。
"No,it's not snuck. It is how to tell your opinion. You tell your opinion first, then tell the reason why you think so. Examples and explanations will be helpful to tell your idea correctly, and say your opinion again."
今日の最後の発表は、20分という限られた時間の中で、アイディア出しからプレゼンの完成までというタフワークでしたが、どの班もきちんと発表を行うことができました。初日は「原稿を読んでます」感がありましたが、ここがスタート地点です。レベルアップしていきましょう。
7月19日に、日本語学校との第2回交流会を行いました。坂高生は9名、留学生は16名も参加してくれました。(モンゴル、中国、フィリピン、ネパール、バングラデシュ、スリランカ出身の学生たち)
留学生は「クラスでの先生の話はわかるのに、買い物や職場での会話はわからない。日 本人の“普通スピード”での会話に触れてみたい!」という熱意をもって、やってきてくれました。
まずは車座になって自己紹介。漫画やアニメ、映画を観るのが好きという学生が、坂高 生にも留学生にも多いことがわかりました。共通点があると、距離がぐっと近づく感じがしますね。
その後、坂高生1名×留学生2名のグループでの話し合いが始まりました。最初は「好きな日本の〇〇は何ですか?」という、インタビューや質疑応答のようなやりとりが。しばらくするとグループ全員が話せるように会話を回したり、相手が言ったことに重ねて質問をするなど、会話を広げようと努める姿勢が見えてきました。
最後に感想を共有しました。やはり今回も「日本食は甘い」という留学生の意見に驚いたそう。「日本のエビチリは、中国のに比べて甘すぎる。」「そばのつゆ(麺つゆ)が甘 い。」とのこと。
あるグループは、留学生が街中で経験したエピソードを共有してくれました。同じ国出身の学生とスーパーで買い物をしていた際、通りすがりの方に「ここは日本。日本語を話しなさい。」と言われたそう。もしかするとその方は、日本や日本語に慣れるために意識的に日本語を使おう、という助言の意を込めておっしゃったのかもしれません。接し方や声のかけ方に、ちょっと心くばりをすることで、相手の受けとめ方が大きく変わることに気づきました。
生徒たちは、坂出には様々な国出身の方が生活していることを実感しました。お互いを尊重しながら、仲良く生きていくために必要なことはなんでしょうか。交流会を重ねながら、少しずつ考えていきたいテーマです。
坂出高校は昨年度より、フューチャーデザイン日本語学校との交流を行っています。7月14日に今年度初めての交流会を行い、坂出高校生9名と日本語学校の留学生13名(モンゴル・バングラデシュ・スリランカ出身の学生たち)が参加しました。
まず両校の生徒が自己紹介を行いました。坂高生は名前と趣味を、留学生は名前と出身国の素敵なところを述べました。各国の素敵な場所や人柄などがよくわかりましたし、教室には準備してくれていたモンゴルの伝統的な住居であるゲルのミニチュア模型を囲んで盛り上がりました。坂高生も、ゆるキャラの「さかいでまろ」についてや、瀬戸大橋記念公園、大橋まつりなど、坂出について紹介しました。
その後、各グループに分かれて、自由に話し合いました。当日は天気が良くとても暑い日だったので、坂高生が「暑いですよね」というと、スリランカやバングラ出身の学生は、「全然平気、40度超えると暑いと思うけど」というのに対し、モンゴル出身の学生からは「5月でも雪が残ってる国からくると、地獄かと思うくらい暑い」との嘆きが。各グループで文化、学校生活、服装、言語など、いろいろなことをテーマに活発に話し合いをしていました。当初は30分の予定が、生徒たちの話す声が途切れることはなく、気づくと1時間近く時間が経ってしまっていました。
最後に感想を述べあい、集合写真を撮りました。留学生は「日本人と直接話をする機会を持つことは難しい。学校の先生との会話や教科書に準備されている表現、ではない、生の日本語に触れられてうれしかった。」と伝えてくれました。
坂高生も、「まだ日本語を学び始めてから時間はあまりたっていないのに、たくさん日本語が出てきてすごいと思った。私たちが聞き取れなかったりすると、何度も言い直してくれたり、違う言葉で説明しようとしたりと伝える努力をしてくれてすごいと思った。言語を身につけるためには、どんどん使うことが大切なんだと感じた。」という感想を述べてくれました。