教育研究部

坂出高校、教育研究部です。

主に「国際交流・国際理解」と「総合的な探求の時間」について発信していきます。

国際交流・国際理解のブログ

交流会③ 坂出高校×フューチャーデザイン日本語学校(GSP)

2023年8月29日 11時48分

8月29日(火)に、第3回の交流会を行いました。

 フューチャーデザイン日本語学校は8月下旬にサマーコースを開催しており、それに参加するためにモンゴルの高校生たちが多数、坂出にやってきていました。いつも交流している留学生よりもさらに若く、坂高生たちとほぼ同じ年齢の方々と交流することができるということで、夏休み(実力テストの終了後すぐ)でありながら、多くの生徒が参加しました。

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 モンゴルの高校生たちはそれぞれ民族衣装を身につけており、私たちに「モンゴルの式典でおどるダンス」を披露してくれました。民族の踊りと聞いていましたが、盆踊りのような感じではなく、リズミカルで新しさを感じる音楽で驚きました。

 グループトークでは、「実際に日本に来てみてどう感じた?」「美味しいと思った食べ物は何?」などと日本の感想を聞き出していました。「日本のお土産は何を買ったの?」との質問には、「お餅」と答えた子がいました。モンゴルでは日本のお餅が好まれていて、家族に必ず買って帰るようにと頼まれていたそうです。ちなみに、モンゴルのスーパーでは「雪見だいふく」も一般的に売られているそうですよ。

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 「日本のお札を見せてほしい」という子も。お財布から1000円、5000円を取り出して見せると、「野口英世は本当に日本人?西洋人に見えます。」とか、「この女の人はどうしてお札に選ばれたのですか?」との質問が。坂高生は樋口一葉の説明に苦戦しつつも、しっかりと会話をつづけることができました。

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 今回は45分という短い時間での交流となってしまいましたが、生徒たちは十分仲良くなれたようです。モンゴルの高校生からいただいたお土産を、見せ合い、自慢しあいながら帰っていきました。素敵な出会いと、宝物を得られたようです。

 次回は9月26日(火)を予定しています。

Global Studies Program5日目(GSP)

2023年8月7日 13時27分

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 最終日です。生徒たちはプレゼンをより良いものにするために、家に帰ってからも内容を考えたり、発音の練習をしたりと熱心に取り組んできたようです。

 プレゼンのテーマは「自分の強みとは何か、それをどう生かして、コミュニティーに貢献するか」

 自信をつけるには、1に練習、2に練習、3も練習、練習あるのみ。グループリーダーたちにアドバイスをもらったり、メモを見ずにしゃべれるかを確認しあったり、時間ぎりぎりまで練習する様子がみられました。

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  そして本番です。全員の前で1人で発表することは、本当に緊張することだと思います。さらには、オープンスクールの日でもあったので、中学生や中学校の先生方も教室を訪れてくださり、緊張感はますます高まりました。そのような中でも、全員が大きな声で、胸を張って、しっかりと自分の強みを表現することができました。また問いかけに応えたり、素敵な表現に拍手したりと、聞き手としての姿も素晴らしかったです。「やり切った!」という表情が、とても印象的でした。

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 その後、グループリーダーからフィードバックを受けます。「いい声だった」、「自信にあふれた姿だった」というポジティブな言葉をもらいつつ、今後に向けたアドバイスももらいました。聞き手の反応を体感した生徒たちは、話すスピードやジェスチャーの頻度なども、プレゼンの質を高める重要な要素であることに気がついたようです。

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 午後は、プログラム全体の振り返りを行い、閉校式です。クラスは、達成感と寂しさに満ちていました。

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プログラムは終了してしまいますが、この経験がこれから先も生徒たちに刺激を与え続けてくれることを期待しています。

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Global Studies Program4日目(GSP)

2023年8月7日 13時06分

global studies program 4日目(8/3)

 4日目のテーマはSDGsです。それぞれのGoalを英語で説明し、どのGoalが最も大切だと思うのかを考えました。生徒によって、強く関心があるGoalは違います。教育創造コースに所属している生徒たちからは"No Poverty"や”Quality Education"、"Gender Equality"を挙げる声が。"Life Below Water"を選んだ生徒は、海岸清掃ボランティアに参加したことがあったようです。自分の身の回りの事柄に落とし込んで考えることができました。

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 ケーススタディでは、興味深いことがありました。「日本はもっと公園を作るべきだ、agree or disagree?」という問いに、agreeとする班とdisagreeとする班がそれぞれ同数。ところが、どちらも「環境保全のために」という理由だったのです。環境を守るためにという思いは同じなのに、公園を作るべきか否かで意見が真逆になってしまったのはなぜでしょうか。

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 お昼休み明けには、皆で輪になってパキスタンの踊りを踊りました。

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 午後からは、最終日のプレゼンに向けての準備を始めました。まず、マニュエルがプレゼンをします。生徒たちは、「声が小さい」「自信がなさそう」「楽しんでない」などと批判します。生徒が着目したことのすべてが、聞き手に良いプレゼンだと思ってもらえるための大切な要素です。

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 明日はどんなプレゼンを聞くことができるのでしょうか、楽しみです。

Global Studies Program3日目(GSP)

2023年8月3日 17時21分

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 3日目の始まりは、ミャンマーのじゃんけんゲームから。生徒たち同士もグループリーダーともずいぶん仲良くなり、和気藹々とした雰囲気です。

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 が、英語で発言するのはまだまだ緊張するよう。マニュエルがいい表現を教えてくれました。「ネガティブな内容を話す時は、stillかyetをつけましょう」

 "I am nervous."ではなく、"I am still nervous."

 "I don't speak English."ではなく、"I don't speak English yet."

 というのです。stillやyetをつけることで、「今はまだできないこともあるけれど、これから先の未来までずっとできないわけではない。」という意味を込めることができます。できるようになるために努力するこれからの自分にもっと期待しましょう。

 Though students are still shy,  they are trying very hard to push theirselves up!

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 今日のテーマはself-expression(自己表現)

  「全ての人やモノが同じ」という世界はつまらないものです。昨日までのレッスンで、私たちは一人一人異なる考えを持っていることを理解しました。が、それが私たちの中にとどまって、見せないままではもったいない。自分を表現するにはどんな方法があるのか考えました。そして、「自分の好きなもの」をテーマにTシャツをデザインし、相互に紹介しました。

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 午後は、「自分たちでイベントを企画・運営するとしたら」を考え、プレゼンしました。イベントを運営するにあたって、重要な視点は「参加する人が、安心感を持てる」こと。Safe Spaceであると感じることができる場所であれば、自分を表現しやすいはずです。どのようにしてSafe Spaceを確保するのかを考えながら、企画をしました。

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 グループでの発表は2回目です。どの班もプレゼンのコツである”GEL”を使うことができ、魅力的に発表することができました。(G…gesture、E…eyecontact、L…loud voice)

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global studies program2日目(GSP)

2023年8月2日 16時26分

Global Studies Program 2日目(8/1)

 昨日の帰りの挨拶は、"See you TOMORROW! Come BACK, ok?"でしたが、みんな開始時間よりもずいぶん前に集合しています。「昨日は緊張して、Shy Shy, bye byeができなかったから、今日はgood byeする!」と目標を宣言してくれました。Shy Shy, bye byeはこのプログラムの合言葉です。

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 2日目のテーマは、「バイアス(BIAS)」。人間はなぜ、同じものを見ていても、人によって受け止め方が違ったり、考えることが異なったりするのでしょう。私たちの物事の見方は何に影響を受けているのか、話し合いました。

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 気分転換のアクティビティでは、班対抗の塔作り。マシュマロを頂くスパゲティーの塔を、最も高くデザインできる班はどのチームでしょうか。独特な塔が出来上がっていきます。建築学を学ぶグループリーダーがいる班は少し有利だったかもしれません。

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 自分のコミュニティーを表す絵を描き、それを相手に見てもらいながら、相手が注目したことや推測したことと、自分が伝えたかった事を共有し、「同じ」や「違い」を認識しました。

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 My opinion is different from others. But I'm not wrong. My friends are not wrong. It is the world we live. 

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