校長室

香川県立小豆島みんなの支援学校のホームページをご覧いただき、ありがとうございます。

 

本校は、令和5年4月1日に小豆地域で初めて開校した知的障害のある子どもたちが学ぶ特別支援学校です。小、中学部を設置しています。また、障害の状態により島外への通学等が困難な高等部該当生徒の学びの機会を保障する場として、香川県立香川中部支援学校高等部分教室を校内に設置しています。

 

本校の特徴を2点お伝えします。1点目は、小豆島町立池田小学校と隣接していることが挙げられます。すぐに互いの学校を行き来できる設計となっています。本校には芝生の交流ゾーンを設け、そこから図書室へ入ることもできます。両校の子どもたちが日常的に触れ合い、学び合える環境となっています。また、居住地校交流にも積極的に取り組んでいくとともに、中学部と高等部分教室においては、香川中部支援学校中学部、高等部とも交流学習を行います。さらに、小豆地域の方々の思いを受けて設置された学校であることから、地域の方々ともつながり、地域とともに子どもたちを育てます。

 

2点目は、月曜日から金曜日までの帯の時間で「オリーブタイム」に取り組みます。「オリーブタイム」は全校縦割りグループで「学校のために」「地域のために」奉仕活動を行い、多くの人から喜んでもらえる活動を行います。頑張った先にあるやり遂げたときの達成感を味わい、「ありがとう」の言葉をたくさんもらい、自己肯定感を育てます。

 

令和6年度は、小学部11名、中学部5名、高等部分教室1名の17名でスタートしました。昨年度より5名の児童生徒が増えました。17名の児童生徒には「なかよく のびのび かがやくこ」の校訓のもと、たくさんの人たちと関わり合いながら、笑顔で主体的に学び、自分らしく輝いてほしいと願っています。教職員は、児童生徒一人一人が「なりたい自分」を目指して日々の学校生活を送れるよう、教育活動に邁進していきます。

 

 本校は、本校に在籍する児童生徒の支援のみならず、小豆地域の特別支援教育の拠点となる学校として、特別支援学校のセンター的役割である地域への支援も行っていきます。相談支援や研修支援などに取り組んでいきますので、お困りのことがありましたら遠慮なくご相談ください。また、このホームページを通しても情報を発信していきますので、ご覧ください。

 

 開校2年目を迎えた小豆島みんなの支援学校です。どうぞ本校の応援団になっていただき、温かいエールを送っていただきますようお願い申し上げます。

 

令和6年4月    香川県立小豆島みんなの支援学校 校長 林 省吾