聴覚障害のある子どもの教育を専門とする県下で唯一の学校です
~高い専門性を活かし、個のニーズに応じた教育を提供します~
校訓
校長より
本校は、1908(明治41)年3月に香川県聾唖学校として仮開設し、2年後の1910年(明治43)年4月に聾唖部の授業を開始して以降、県下の聴覚障害教育の中心として歩んでまいりました。現在も県内唯一の聴覚障害教育を専門とする特別支援学校として、これまで培ってきた専門性や経験を生かした教育を行うとともに、県下の学校に在籍する聴覚障害を有する子どものためのセンター的機能も展開しております。そのような中、令和5年4月からは、校名が香川県立聴覚支援学校に変更となり、更なる聴覚障害教育の充実に向けて努めております。
本校の校訓は「豊かな心 自立の力」です。
校訓は、学校が目指す教育目標であり、土台であると考えています。社会で生きていく中で、豊かな心を育み、自立するための力を身につけることを大切にしています。周囲の人とコミュニケーションを取りながら関わり、今を豊かに生きることが将来に繋がると思います。
「豊かな心」とは、「分かった、伝わった」経験を重ねる中で、「楽しい、嬉しい、もっとやってみたい、もっと話したい」という思いを抱くこと。また、「自分にはできる」という自信や自尊心をもって挑戦するたくましさではないでしょうか。
そのために、幼稚部から高等部までのそれぞれのステージでの一人一人の聞こえの状態や実態に応じて、思考力の土台となる「ことば」を育み、手話や日本語、視覚情報や聴覚活用による教育の充実に向けて取り組んでまいります。
子供たちが、本校での学びを通して明日も学校に来ることを楽しみにすること、保護者の皆様には安心して学校に送り出していただくこと、地域の皆様には本校の教育を知っていただき信頼していただくことを目指して、教職員一同チームとして取り組んでまいります。
令和7年度の重点目標は「自分の思いを発信する」です。
今後共、本校の教育活動にご理解とご支援を賜りますようお願い申し上げます。
令和7年4月
香川県立聴覚支援学校長 西山 香
教育方針
聴覚に障害のある幼児児童生徒に対し、幼稚園、小学校、中学校、高等学校に準ずる教育や発達段階等に応じた教育を行うとともに、障害による学習上又は生活上の困難を克服するための知識、技能、態度及び習慣を養い、豊かな心と自立の力を培う。