【中学部】

中学部では、生徒たちと利用者さんの間で「昔の聾学校と現在の聴覚支援学校の違い」について質疑応答しました。

利用者さんから「授業では手話と口話と両方使いますか？私たちの時代は手話が禁止で授業が分からなかった」という話や

「校歌の2番に出てくる噴水が中庭にあり、そこで泳いでいた」という話を聞き生徒は目を丸くしていました。

最後は、利用者さんの時代にはまだなかった「校歌」をみんなで歌いました。

世代を越えて、聴覚支援学校について語り合う貴重な機会となりました。

【高等部】

高等部では、自己紹介をした後、利用者さんから「昔の学校の様子」についてのお話を聞いたり、事前にいただいた質問に答えたりしました。また、後半には昔の遊び「とんとん相撲」を通して交流を深めました。

「昔は口話教育で手話を使うことが禁止だった」「寄宿舎のわずかな光の中で手話を使って会話することが楽しみだった」「全校生徒は300人以上いた」というようなお話を聞き、生徒はとても驚いていました。

また利用者さんの「将来の夢は何ですか？」「授業で手話を使っていますか？」などの質問に対して、生徒それぞれが堂々と答えることができました。

後半に行った「とんとん相撲」では、事前に生徒が作った紙相撲を使って利用者さんと交流をしました。

丁寧に作られた紙相撲は利用者さんにたくさん褒められ、生徒からは笑顔があふれていました。

交流の最後には、作業学習で作ったペーパーホルダーをプレゼントしました。

昔の聾学校と今の聴覚支援学校の違いを知ることができたり、昔の遊びを通して交流したりと普段ではあまり経験することのない貴重な機会となりました。