中高生交流会 8月6日
2026年8月7日 08時00分聴覚障害がある同世代の生徒同士や先輩との交流の機会を設けるため、初めて「中高生交流会」を企画しました。第1回目となる今回は、地域の学校に通う中学1年生から高校3年生までの6名とその保護者、聴覚障害のある社会人3名が参加してくれました。
情報保障として、補聴援助システムを使ってマイクの音声を直接補聴器や人工内耳に届けたり、音声認識アプリで音声を文字に変えて画面に出したりしています。
最初は「英語のリスニングはどうしていましたか」「大学に入ってから必要なことは?」「一人暮らしで困ったことは?」など事前に中高生が出していた質問に対して、先輩たちの経験談を聞いたりアドバイスをもらったりしました。
失敗談も含め、具体的なエピソードをもとにお話していただき、生徒たちは自立に向けて、少し先の生活をイメージすることができたようです。
後半は、生徒と保護者に分かれて情報交換をしました。生徒たちは、最初は緊張している様子でしたが、徐々に打ち解けて、困っていることや他の人に聞いてみたいこと、最近思っている「愚痴」などの話で盛り上がりました。
授業中にグループでの話し合い活動になると、補聴援助システムがあっても、周りのグループの声と混ざって自分のグループの声が聞き取りにくくなることや、後ろからの呼びかけに気付かずに「無視された」と勘違いされてけんかになったことなどの話が出ると、「そうそう!」と何人もがうなずき、共感する様子が見られました。また、音楽を聴きたいけど、普段みんなはどうやって聴いているかを尋ね、ブルートゥース機能を搭載した補聴器が最近は販売されていることを知り、「来てよかった」と喜んでいる様子でした。
生徒からは「学校の友達には分かってもらえないことも、ここでは共感してもらえて嬉しかった」「先輩が苦労されたことや努力していることを聞いて勇気づけられた」「受験上の配慮事項についての情報を知ることができてよかった」などの感想が出ました。
保護者からは「親が口酸っぱく言うより心に響くことばがたくさんありました」「同じような困り事や悩みを、親も子も相談でき、共感できて良かったです」などの感想をいただきました。
参加者全員から、次回を期待する声があがりました。ぜひまた開催できればと思います。