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高等部 『ヘレン・ケラー ~ひびき合うものたち』東京演劇集団風さんとの交流会
2022年3月17日 19時30分楽しみにしていた芸術鑑賞会ですが、コロナ禍で実際に鑑賞することがかなわなくなりました。
「東京演劇集団風」さんのご好意でリモート視聴した生徒ですが、
なんと今日は東京にいる「風」さんとリモートで交流ができることに…
遠く離れた東京の劇場と香川西部養護学校の視聴覚室がつながります。
まずは自己紹介から。
大きなテレビ画面の向こうにいる劇団員さんに、自分の紹介と、『ヘレン・ケラー』を鑑賞しての感想を伝えます。
自分で折った折り紙のゾウを見せると画面の向こうで「すご~い。」と感心してくださったり、大好きなタレントの名前を言うと共感してくださったり…
ヘレンの頑張りや、サリバン先生の素晴らしさ、困難を乗り越えたヘレンに感動したことなどを伝えると嬉しそうにうなづいてくれたり、ヘレンの友達のパーシィが逃げていったところが面白かったと伝えると一緒に笑ってくださったり…
すぐ隣で話しているようなフレンドリーな雰囲気に生徒たちもすっかり笑顔になりました。
劇団の方への質問では、作り上げるのにかかる費用や配役の決め方、年間の公演回数など普段は聞けないようなことから、舞台での水の演出や大道具の調達の仕方、衣装の決め方など実際に劇を見せていただいて不思議に思ったことなど、どんな質問にも丁寧に答えてくださいました。
特に、演劇公演をして楽しいことは何かを尋ねると会場の人も巻き込んで劇場全体で一つのものを作り上げる喜び、心と心が響きあう楽しさを話してくださったことが印象的でした。
私たちも作業学習でモノづくりをしているのでそれを紹介しました。一つ一つに感想を言っていただき、「これからも頑張ろう。」という気持ちになりました。
生徒会長からのお礼の挨拶では、「僕たちも頑張るので応援してください。」とのお願いも。
直接お会いすることはかないませんでしたが、心と心が響きあう素敵な時間を過ごすことができました。
「東京演劇集団風」のみなさん、ありがとうございました。
ヘレン・ケラーのテーマにあるように、お互いに自分らしい明日を探しながら、次は舞台の上のみなさんにお会いすることができますように。