部活動活動方針

1.部活動に係る基本的な考え方 

生徒の自主的・自発的な参加により行われる部活動は、体力やその技能の向上を図る目的以外にも、学級の所属や学年を超えた仲間 や教師等との豊かな人間関係の構築とともに、学習意欲の向上や自己肯定感、責任感、連帯感の涵養等に資するなど、多様な学びの場として大きな教育的価値を有するものである。

本校では、国の「運動部活動の在り方に関する総合的なガイドライン」及び「香川県部活動ガイドライン」を基に、生徒自身の心身のバランスのとれた健全な成長と教職員の働き方改革の推進を目的として、以下のように部活動の在り方を定める。

2.運営について

(1) 部活動顧問は生徒の健康状態や生活・学習状況等に配慮した上で、年間の活動計画並びに毎月の活動計画を作成し、保護者にも理解と協力を求める。

(2) 部活動顧問は複数で担当し、過度の負担が生じないようにする。

3.休養日及び活動時間の設定について

(1) 週当たりの休養日の設定
・学期中は、原則として週当たり1日以上の休養日を設定する(年間を通して52日以上の休養日を確保する)。
※公式大会等への参加により、休養日の確保が困難な場合には、代替休養日を確保するなど、生徒の健康管理には十分に配慮し、学校生活に支障がないようにする。

(2) 長期休業中の休養日の設定
・学期中の休養日の設定に準ずるものとする。
・生徒が十分に休養できる時間、多様な活動にも参画できる時間を確保できるよう、ある程度連続した休養期間を設ける。

(3) 活動時間
・1日の活動時間は、原則として平日では3時間程度、学校休業日は4時間程度とし、できるだけ短時間に、合理的でかつ効率的・効果的な活動を行う。
※4時間以上の活動となる場合は、生徒の疲労や健康状態に十分に配慮する。

4.指導について

(1) 部活動の指導に係る体罰行為は、いかなる理由があろうとも決して許されないものである。生徒の心身の成長を妨げることがないよう、常に適切な指導を心掛ける。

(2) 適切な指導方法、部内のコミュニケーションの充実等により、生徒の意欲や自主的・自発的な活動を促すことで、他者を尊重し他者と協同する態度や規律を重んずる態度など、社会で通用する人間性の育成に努める。

5.その他

(1) 施設・設備の点検を定期的に行い、生徒が安全に活動できる環境を整備する。

(2) 部として活動費用を徴収する場合は、保護者の理解を得るとともに会計処理など適切な処理を行う。また、必要に応じて保護者会を開催し、運営方針や年間 活動計画、予算に関する報告を行うなど、保護者との密な連携体制を構築しておく。