香川大学農学部訪問&分属体験
2026年3月17日 08時17分香川大学農学部訪問&分属体験
3月16日・17日の両日、農学関係の学びに興味・関心を持つ生徒12名が香川大学農学部を訪問しました。3年前から香川大学農学部のご協力により、個々人の興味に対応した研究室訪問を体験させていただいています。行事は以下の日程で体験活動等が実施されました。
13:30~14:00 講義「農学部で学べること、入試関連など」
14:05~ 施設見学
14:05~ 希少糖生産ステーション
14:30~14:50 共創イノベーション棟 遺伝子実験施設
15:00~ 研究室分属体験
食品タンパク質化学(小川教授)
植物病理学(五味教授)
<参加生徒の感想>
○先日はお忙しいところ、我々に農学部を案内していただき、誠にありがとうございます。
講義「農学部で学べること、入試関連など」では、様々な入試形態から、それぞれのコースで学ぶことや卒業後の進路まで紹介してくださり、パンフレット等で分かっているつもりでも、初めて聞くこともあったので、とてもためになりました。自分の将来や、やりたいことを考える材料にして、参ります。
共創イノベーション棟では、バイオインフォマティクスという農業だけじゃないこれからの農学部について説明してくださいました。高校で学んでいる数学や情報が将来使えるんだ、と知って勉強のやる気に繋がりました。他にも、高価な機械を目の前に、その高価さから近くに立っているのが申し訳なくなって縮こまると同時に、そんな機械がある大学ならではの測定や調査もできることも、大学で学ぶ意義の一つとして感じられました。
また、研究室からラボ、生産ステーション、工場と、研究が実際に我々の生活に繋がる道が見えて、研究が社会や生活を支えているということが肌で感じられました。
研究室分属体験では、今迄オープンキャンパスでよく目にしてはいたものの、触ったこともないような器具を使わせていただいたり、聞いたことがあるだけの実験をどうやって行うのか実際に教えていただいたりして「農学部に進学する」ということをよりリアルに想像する一歩になりました。
今はただ植物が好きで、大好きな植物のことがもっと知りたいという思いだけで農学部に行きたいと思っていて、具体的にどんな学問がしたいというのは、知識不足や、興味がある学問が多いことから、まだまだ決まる見通しはありません。しかし、学生の方々からお話を聞いたり、研究室の様子を見せていただいたりして、前から興味を示していた遺伝子は勿論、植物病理学にも興味を持ったので、今後の選択肢の一つにしたいと思いました。
また、色々な研究室を見学して興味や知識を広げ、学びたい分野や関わりたい研究を少しずつでも見つけて参りたいと思います。またお会いしたときには疑問について考える手助けをしていただけたら有り難いです。早速、質問がいくつかあります。未熟ゆえ初歩的で小さな疑問ではありますが、お時間のあるときにご回答いただければ幸いです。
生物制御分子化学(花木教授)
<参加生徒の感想>
○ 私は昨年も参加したので今回で参加するのが2回目だったのですが前回とおなじところもあったけれど説明の内容が違うところもあってより農学部について詳しく知ることができました。理系の大学の中でも緩やかな理系であるというお話から受験するまでの一歩が踏み出しやすく、就職率の高さも強みだと感じたので、大学の選択肢として良いと感じました。また研究室の分属体験ではサリチル酸メチルを取り出す実験をさせていただいて、実際に科学の授業で使ったことのある道具はもちろん、大学にしかないような大きな機械や道具についても体験したり、使っているのを見たりすることができたり、すごく興味深いと感じました。中でもNMR測定を行う機械は人間のMRIと同じ仕組みだと聞いたときは驚きました。今回の経験を活かして大学受験に向けた勉強のモチベーションとしたり、志望校を確定させたりして将来を見据えていきたいです。
○今回の体験では、貴重なお時間をいただきありがとうございました。
まず、農学部のカリキュラム説明では、教員1人に対して学生3人が配属されるという体制できめ細やかな指導が受けられる点に大きな魅力を感じました。
施設見学では、微生物由来の酵素と果糖を反応させ、効率的に希少糖を生産する過程を実際の装置を通して学ぶことができました。また、研究室配属体験では、花木准教授のご指導のもと、湿布の主成分であるサリチル酸メチルの有機合成に挑戦しました。合成した化合物の構造解析には核磁気共鳴を用いました。実際に湿布のような香りがしたため、合成に成功したと実感していましたが、解析結果からは純度が十分ではないことを知り、分析機器の精密さと実験の難しさを肌で感じることができました。今後、大学の実験や研究に取り組む際には、一つひとつの過程に粘り強く向き合う探究心を持って行っていきたいです。お忙しい中ありがとうございました。
○今回の訪問では、サリチル酸メチルの合成実験を体験させていただき、非常に濃密な時間を過ごすことができました。 フラスコの中での攪拌や、炭酸水素ナトリウムによる不純物の除去、そして最後はMRIと同じ原理のNMR装置で物質の構造をチェックする工程まで、一つの「農学的な成分」が出来上がるまでの流れを間近で拝見し、化学の面白さを深く実感いたしました。 三木高校のすぐ近くにある農学部で、これほど本格的な研究をすることができるのだと知り、自分の進路についても現実味を持って考える素晴らしい機会となりました。 貴重な体験をさせていただき、本当にありがとうございました。
応用微生物学(森本教授)
<参加生徒の感想>
○入試方法の講義では、様々な入試形態をとり多様な学生をとっていることがわかりました。特に総合型選抜では熱意のある生徒を募集しているとのことなので、もっと進路探求のために本を読んだりインターネットで調べたりして知識を蓄えたいなと思いました。まだ進路に迷っている途中ですがとても参考になりました。施設見学ではオープンキャンパスで見られなかった施設まで見ることができてとても勉強になりました。研究室分属体験では自分の興味のある微生物、特に酵素のことについて実験やプリントを通して学習でき、とても貴重な機会になりました。
○今回は香川大学を訪問させていただきありがとうございました。私は香川大学農学部での研究を知りたく参加させていただきました。2日にわたって訪問を行い、一日目の小川教授の授業では、タンパク質の構造や仕組みについて学ぶことができ、実際に学生がどのような研究を行っているのかを知り、化学への興味が高まりました。
二日目では、希少糖についての説明を聞いたり、工場を見学したりと楽しく学ぶことができました。また、森本教授に酵素や微生物について教わり、実際にグルコース試験紙を使った実験や片栗粉ゼリーのアミラーゼ分解実験からブドウ糖についてとても楽しく学ぶことができました。この経験から大学受験への本格的な勉強を頑張ろうと強く思いました。貴重な機会を設けていただきありがとうございました。
○貴重な体験をさせていただき、この機会をくださった廣林先生や教授の方々に感謝しています。僕が希望した小川教授が17日当日にいらっしゃらなかったためにわざわざ2日間の訪問にさせてくださったこと、研究室や研究内容を拝見させていただいたこと、質問に丁寧に答えてくださったことなどすべてに感謝しています。以前より訪問させていただいていましたが、以前の訪問とは異なる感情でどうしても農学部にいきたいという意欲がより強いものになりました。このより強くなった意欲を胸にまずは総合型選抜に向けて頑張っていこうと思います。また、今後とも農学部に参らせていただくことがあると思いますのでよろしくお願いします。今回は、本当に貴重な体験を準備いただきありがとうございました。
植物栄養学(野村教授)
<参加生徒の感想>
○今回の農学部訪問で香川大学に進学したいという思いがより一層多くなりました。進学にあたり入試に関して不安を感じていたのですが、総合型選抜や学校推薦も人数制限なく受けられることが分かり、とても安心しました。
見学させていただいた機材はどれも高額で驚きました。特にサーバ室にあったずっと音が鳴っている機械が2000万円だった事に驚きました。
希少糖についての話もとても面白かったです。小学校でも中学校でも給食に出ていたものが、これ程貴重だと全く知らなかったので、とても驚きました。
研究室の見学では、自分の興味のある所に行く事ができてとても嬉しかったです。根粒自体は見たことがあったのですが、菌による物である事やマメ科特有のものである事は知らなかったので、今回の見学で詳しい情報を知り、他ではできない体験ができたと思っています。
○先日はお忙しい中私たちのためにお時間をくださり、ありがとうございました。
はじめの農学部の説明・紹介では、香川大学の農学部の目指しているところや方向性を知ることができました。私は現在の社会を生き抜いていくには特に、「適応力」がとても重要だと考えております。この数年間で科学技術が著しく発展し、人の手によって私のような高校生でも利用できるものが生み出されています。諸行無常の如く変化していく世の中の需要に応じて、柔軟に研究される体制をとられている部分が、進化していく、かつ社会に還元するような研究をしたい私にとって非常に魅力的です。希少糖の生産施設を見学する際にお聞きしたお話では、「研究」という規模が小さめの出発地点から、スケールの大きい工場へと拡大する手順を具体的に教えていただき、工場を作るにはたくさんの過程を踏まなければならず、研究からすぐにお店に陳列することはないのだと再認識しました。農学部の話とは少し外れますが、最近になって人工知能が私の生活の中でも当たり前のように存在していて、多くの人に利用されています。しかしAI自体は割と前に開発されていたと聞きました。研究していない一般人に届くまでに時間がかかるのを不思議に思っていましたが、その理由も今回の訪問を通して理解できたような気がします。研究すること自体もやりがいのあることだと思いますが、研究したことを世の中向けに形成する過程も工夫のしがいがありそうだと感じました。それに、自分が持っていた夢を具現化できるのが何よりも素敵だと思っているので、非常に楽しそうです。改装とともに設備された最新の機械たちも、使用できる機会があれば即刻に利用したいです。
植物栄養学で微生物と植物の共生を研究されている野村教授にお話を聞かせていただいた際は、私の興味が広がりました。訪問させていただくということで、事前に個人的に本やインターネットを利用して調べていましたが、学校で習ったはずの分野なのに一文一文読み進めると知らない単語ばかりで、勉強意欲がより湧きました。知らない単語一つの意味を調べると、その単語の説明文の中にさらに知らないこと・言葉が入っていて、専門用語の多さに圧倒されていました。そのこともあり、当日の野村教授のお話についていけるかどうか不安でしたが簡単に説明してくださって、ほぼ無知であった私でも理解できました。ありがとうございます。もう少し知識を身につけることができたときは、もっと踏み込んだお話をしたい所存です。また農学部を訪問できる機会があれば、ぜひ参加させていただきたいです。よろしくお願いいたします。
動物細胞生物学(杉山教授)
<参加生徒の感想>
農学部訪問&研究室分属体験という貴重なお時間を作ってくださりありがとうございました。私は今回二回目の参加でしたが、前回とは違った研究室で体験することができ、細胞を起こすという高校生には中々できない体験をさせてもらうという素晴らしい経験も出来ました。研究で使う器具は今までに使ったことのないものばかりで、滅菌状態で使用するものばかりなので作業に慣れないと難しいなと感じました。私は今年受験生ですので、今回の農学部での訪問を参考にして大学を考えたいと思っています。繰り返しになりますが、本当にありがとうございました。
浅海生産環境学(一見教授)
<参加生徒の感想>
○訪問では、最初は教授の方々がどのような人か全くわからなかったので不安でしたが、教授同士の楽しそうな会話などを聞いて、少しリラックスすることができました。
一見教授に、教授が行っている研究に関することを聞かせていただいて、私が今まであまり関わったことがない内容だったので初めて知ることが多く、驚かされるものばかりでとてもおもしろいお話でした。他にも、培養室で2種類の植物プランクトンを顕微鏡で見たり、干潟の泥の中にいる生き物を教えていただいたりするなどワクワクするものを多く見せていただいていい経験になりました。
他にも、培養室で2種類の植物プランクトンを顕微鏡で見たり、干潟の泥の中にいる生き物を教えていただいたりするなどワクワクするものを多く見せていただいていい経験になりました。
17:00 質疑応答・解散