2025年2月15日(土)・16日(日)
広島県府中市桜ケ丘3丁目4番の1(会場 桜ケ丘グランド多目的広場)にて開催
今年度大会の様子
参加車両 2台 サカコウ ラッキースター ドライバー M1森 君
サカコウ EVスター ドライバー M1瀧 君
参加台数 50台 学生32台 一般18台
1次予選 タイムアタック
サカコウ ラッキースター 5位(予選通過18台に進出)
サカコウ EVスター リタイヤ(マシントラブル)
学生部門決勝トーナメント (6台中2位までが決勝レース進出)
サカコウ ラッキースター 6位(決勝進出ならず)
EV決勝レース
サカコウ EVスター 予選リタイヤのため出場ならず
洗礼
「車検が通らない」エントリーした2台のマシンは何度も何度も車検場へ。ブレーキの利きが悪く車検をクリアできないでいた。練習時間が迫り、他チームは走り出している。焦るピットクルー。初めてのグランドは前の車両の轍で思うようなコースを走れない。EV車は5周走ったところでスローダウン。5周でバッテリーが限界だ。次から次へとやってくる予期せぬ出来事。対応力が問われる大会の幕開けであった。
レース本番、全50台参加のうち学生部門は32台。予選では上位18台が各部門の決勝トーナメントへと駒を進めることができる。本校からは、エンジンとEVの2台が参加した。エンジン部門は予選5位となり決勝トーナメントへ進出した。決勝トーナメントでは懸念していたエンジントラブルが発生し、6台中最下位となり最終の決勝戦には出場ができなかった。一方のEV車は、学校での試運転でトラブルが何度も発生し、対処し終わったのは大会2日前であった。アクセルを全開にして走らせることがなかった車両がついに解放される時が来た。そのスピードは観客や関係者の度肝を抜いた。第1コーナーから第2コーナーへと「飛び込んでいく」という言葉がふさわしい走りを見せたのだが、第3コーナーで力尽きてしまった。あまりのスピードに、チェーンがついてこられず、外れてしまっていた。残念ながら記録なしの予選敗退となった。
ほろ苦い府中大会デビューとなったが、社会人の車両や大学生の車両など、岡山大会では見られない車両への取り組みや構造などに刺激をもらい、来年に向けてたくさんの情報が得られる大会となった。

(アルミフレームのEV車)

(新ドライバーのラッキースター)
EV予選の動画
令和7年1月17日(金)~19日(日)
今治造船㈱ ㈱リバネス 様 共催の
「うみともShipプロジェクト」~究極の船づくり!メガコンテナ船チャレンジ~
不可能を可能にする「組み合わせる力」に参加してきました。
1日目 船が浮く秘密に迫るミニ実験と講義
2日目 模型船の製作、試行錯誤、プレゼン準備
3日目 模型船の完成、コンテスト(水槽試験、プレゼン)


多度津高校・本校の有志30名余りが参加し、4チームに分かれ、技術やアイデア・プレゼンを競い合いました。
本校の進学コース3年生と自動車部1年生で編成されたチーム名「西岡造船」が見事総合優勝を果たすことができました。
様々なアイデアを出し合いながらチームとして、時間と材料が限られた中で考えていく過程は、今後のゼロハンカー製作などに大変大切な考え方のヒントになったと思います。


2024年12月21日(土)・22日(日)
岡山県浅口市寄島町「三ツ山スポーツ公園・新多目的広場」にて開催今年度大会の様子

参加車両 3台 サカコウ ラッキースター ドライバー M3荒井君
サカコウ ファイヤーブレード ドライバー M1森 君
坂工 ZK‐Ⅱ モビーテック ドライバー E1川江君
参加台数 72台
1次予選 タイムアタック
サカコウ ラッキースター 5位
サカコウ ファイヤーブレード 18位
坂工 ZK‐Ⅱ モビーテック 52位
2次予選 5台中2位までが予選通過
サカコウ ラッキースター 1位通過
サカコウ ファイヤーブレード 2位通過
坂工 ZK‐Ⅱ モビーテック 4位(敗者復活戦で敗退)
3次予選 4台中1位のみが予選通過
サカコウ ラッキースター 1位通過
サカコウ ファイヤーブレード 2位(決勝進出ならず)
決勝24分耐久レース 10台のみが参加
サカコウ ラッキースター 4位入賞 (2年連続入賞)
三つの思い
「自分たちの力だけでマシンを製作してみたい」
夜の学校で周りを気遣いながら初めて走らせた車両。それはキャプテンが自ら設計し、後輩たちを指揮して製作したマシン。作ってはやり直し、やり直しては壊れ、やっと出来上がったのは11月半ばであった。静かに走り出したそのマシンに感動し涙があふれた。自分たちが作り上げたマシンが走る姿に。しかし、喜びもつかの間、広場で走らせてみると故障が続出。大会数日前まで改良は続いた。十分なドライビング練習もできないまま臨んだ大会は納得いくものにはならなかった。しかし、やったものしかわからない学びが後輩たちにも受け継がれ自分自身にも糧となるであろう。


「先輩の思いを自分たちの力で実らせたい」
ゴール直後、壊れたヘッドホンに雄叫びが届く、昨年度決勝に残りながらも悔しい思いをした先輩からのマシンを受け継ぎ、なんとしても今年度は実力を発揮させたかった。大きなプレッシャーの中、彼はそれをやってのけた。1か月前の練習では好調だったマシンのセッティングが崩れ始めた。1週間前の最終チェックでは、フレームの何か所にも亀裂が入っていた。すべての不安に対処したはずだったがレースでは何が起こるかわからない。予選から順調に勝ち上がっていくたびにプレッシャーは大きくなる。24分の決勝はピットクルーも祈るような思いでレースを見つめる。12分のピットストップ後、無線機が途中で機能しなくなり、こちらの声はドライバーには聞こえない。「どうかマシンよ壊れないでくれ」ピットからの祈りが今回は神様に届いた。ドライバーを迎えに行くクルーたちも喜びを爆発させた。




「坂出工業でゼロハンカーに取り組むために海を渡った」
先輩に追いつけない。初めてのドライビングで操ることの難しさとそれを身に着けることの楽しさに目覚めた。中学時代に見た坂出工業のマシンで自分も大会に出場したい。その思いは実現した。眠っていたマシンを大幅に改良軽量化し、美しいシルエットに仕上げた。1年生ばかりのチームが一つになった。ドライバーからの情報で、的確な整備と改良を続けてきたマシンはチームの夢を乗せて初めての大会に挑んだ。しかし、3次予選、優勝候補のマシンに追いつくことはできなかった。決勝に残ることがいかに難しいことか、「マシンの戦闘力をもっと上げてこい」と教えられた大会となった。



活動状況
2024年度 ゼロハンカー・EVゼロハンカーの製作
今年度の活動
①昨年度の車両の改良(マニュアル車2台)
②EVゼロハンカーの製作(2台)
③スーパーカブのエンジンを使った新型車両
④大会用発電機台車・荷物運搬台車の製作
①2024車両リニューアル
〈SAKAKO ラッキースター〉マニュアル車
ブレーキ装置の変更・フロントナックルアーム支え部強化



〈SAKAKO ファイヤーブレード〉燃料噴射仕様マニュアル車
ブレーキ装置の変更・フライホイールの軽量化・フレームの軽量化・FIマップ変更


②EV車両の製作
〈グリーンモンスター〉ホイールインモータ使用FF車
今年度初めに完成、試走完了、ブレーキの改良、フロント周り補強、外装デザイン
2月に広島県で開催される大会への参加予定


〈アルちゃん〉直巻モータ使用FR車
今年度から試作的にアルミフレームに挑戦
モーターも届き完成を急ぐ
2月に広島県で開催される大会への参加を目指す


③スーパーカブのエンジンを使った新型車両
設計から製作まで3年生のキャプテンを中心にすべて生徒達のみで試行錯誤した車両


④大会用発電機台車・荷物運搬台車の製作
大会会場での荷物の運搬をスムーズにするため、カートのタイヤを使って製作しました。
