校長から皆様へ

地域への愛着

2026年6月12日 16時45分

 本日、「津田の松原クリーンプロジェクト2026」と称して、さぬき市津田町の景勝地である「津田の松原」の清掃活動を行いました。40年以上続いている本校の伝統行事で、7月10日(金)の海開きに先立って行いました。以前から地元の園児や小学生と一緒に活動していましたが、近年は、小学校の様々な活動を支援している学校支援ボランティアの方々や、さぬき市にある企業、讃光工業株式会社の社員の方々も加わってくださるようになりました。今日は、10日くらい前に近づいていた台風による大雨の影響で、海岸に木や竹などの植物片がたくさんあり、やりがいがありました。本校生徒は、園児や児童の気持ちをひくような言葉かけをしたり、おしゃべりを楽しんだりしながら、しっかりと清掃活動に取り組んでいました。かつてお世話になった小学校の先生に声を掛ける本校生徒、企業の社員の中に私の教え子、私の親と知り合いというボランティアの方、清掃で集めたゴミを収集車で回収に来てくれた方は本校の保護者など、多くの知り合いの関係があり、地域に根差した行事だなと、しみじみ思いました。本校には、さぬき市以外から通っている生徒もたくさんいます。このような活動を通して、地域への愛着が育まれているものと思います。

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清掃前 清掃後

ペーパーランプシェード

2026年6月3日 16時30分

 5月30日(土)に、さぬき市の津田の松原で、香川県地域おこし協力隊の方が中心となって企画された、グルメや体験等を楽しむ「ぐるぐる横丁」というイベントがありました。地域活性化に関するボランティア活動をしている、本校の部活動TDあくてぃ部の生徒が、休憩所等の装飾とテント一つ分の企画を担当し、イベントの活気づけに貢献しました。先週の放課後に準備をしていた教室を何度かのぞきましたが、生徒たちが楽しそうに装飾を作っていました。膨らませた風船にボンドをぬって、ちぎった半紙を全体に貼り、乾かしてから風船を割って取り出し、中にLEDライトを入れる「ペーパーランプシェード」です。薄暗くなった会場の休憩所をたくさんのランプが照らし、穏やかでリラックスできる雰囲気になっていました。また、テントでは、大型の水鉄砲を複数置き、糸でつるした様々な形の的に水を当てる遊びと、津田の松原の小さな貝殻等を封入したプラスチックのキーホルダーを、釣り上げて持って帰ってもらう遊びです。親子連れの小さな子どもたちが吸い寄せられるようにやって来て、水鉄砲やキーホルダー釣りを楽しんでいました。本校生徒がいなくても自由に遊べるように設定された企画で、当番を決めていたわけではありませんでしたが、TDあくてぃ部の生徒が、まさにボランティアで、子どもたちに水鉄砲の使い方を教えてあげたり、水の補給をしたりしていました。

完璧な走り

2026年5月27日 14時00分

 5月23日(土)に香川東部支援学校の運動会に参加してきました。津田高校の女子生徒4人と男子生徒1人の5人が、ボランティアとして参加し、道具の移動や整列の補助のような運営のお手伝いの他、児童生徒と一緒に玉入れ等の競技に参加して楽しんだりしていました。徒競走の運営では、1着から4着までの順位を示した旗係を4人の女子生徒が担当し、走り終わった児童生徒に着順通りの場所に整列をしてもらう補助をしていました。子どもたちが走っているときは、長い時間ずっと笑顔のままで拍手をしており、心からにじみ出る優しさを感じました。徒競走は、ほとんどが4人1組で行われていましたが、ある組が3人しかいなかったようで、急きょ予定外に旗係をしていた本校の生徒1人が4人目として、一緒に走ることになりました。その生徒は、運動部に所属しており、本気で走れば1番になると思っていました。スタートの合図で4人が一斉に走り出し、本校の生徒は上手に加減をして、3番目の子のすぐ後ろの4番目の位置で運動場を一周してゴールしました。自分の立場や役割をきちんと認識して、突発的なことにも適切な気遣いのできる生徒だと感心しました。控え場所のテントに帰ってきたとき、「完璧な走りだったよ」と声を掛けました。香川東部支援学校の子どもたちの一生懸命な姿と、本校生徒の誇らしい姿を見て、うれしい気持ちになりました。

自分に厳しく、人に優しく

2026年5月22日 16時00分

 本日、実施した総合体育大会壮行会での校長からの「激励のことば」の概要を以下に記します。多くの3年生にとって最後の大会。皆さんはこれまで厳しい練習に耐えたり、時には人間関係で悩んだりしたかもしれない。色々なことを乗り越えてきた皆さんは、これまでの部活動で様々な力を身につけており、これはすばらしいことである。大好きな競技ができること、支えてくれた家族やチームメイト等への感謝の気持ちを胸に、悔いが残らないよう全力を尽くしてほしい。津田高校の生徒、教職員全員が皆さんの活躍を祈っている。というのが定番の激励のことばですとし、全力を発揮してもらうために以下のことを追加しました。試合中、ミスをした人に「なんでそんなミスをするんや?」「絶対ミスるな」というように、ミスをした人を責めたら、言われた人は身体も心も縮こまって本来の力が出せない。だから「ドンマイ」とか「次に集中しよう」とか言いますよね。でも、そのように言われても、言った人に対して「試合後、不機嫌になって自分のミスのせいで負けたというようなことを言うはずや」と思ったら、本来の力が発揮できない。言葉通りに解釈されるかどうかは、普段の人間関係が大切。普段の練習のときから、一人ひとりが一生懸命練習に取り組んで、他の人のミスを必要以上に責めないことが大切。これからの2週間、このことを意識して個人としてもチーム全体としてもパフォーマンスが最大になることを祈っている。と締めくくりました。事前の想定では、最後のところで、「自分に厳しく、人に優しく」を言うつもりだったのに、緊張して言い忘れてしまいました。ここに書かなければ、誰にも気づかれないミス、自分で自分に「ドンマイ」です。

気品

2026年5月15日 10時00分

 本校は、昭和4年に女学校として開校し、昭和24年には家政科が設置され、平成6年3月まで家政科がありました。本校が、女子の教育から出発していたことをうかがわせることの一つが校訓です。校訓は、勤勉、希望、気品で、気品が女子の教育を象徴していると思います。気品をGoogleで検索すると、以下のように書かれています。気品とは、どことなく感じられる上品で気高い趣のことで、外面的な美しさだけでなく、内面からにじみ出る精神的な余裕や教養、凛とした雰囲気を含み、人や物に対して使われる。気品がある人の特徴は、姿勢がよく、動作がしなやかで丁寧。きれいな言葉を使い、悪口やネガティブな発言をしない。穏やかで落ち着いており、精神的に自律している。誰に対しても平等で、相手ファーストの配慮がある。派手すぎず、清潔感があり整っている。です。女子生徒だけでなく、男子生徒もこのような人になってほしいと思うので、機会があれば生徒たちに気品について話してみたいです。ただ、休み時間や放課後に、とても気品には当てはまらないような、大きな声で何か楽しそうに騒いでいる複数の声が校長室まで聞こえてくるのも、私は活気があっていいなあと思っています。場面に応じて使い分けることができるのがいいですね。

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社員の幸せと生徒の幸せ

2026年5月9日 16時30分

 本日、PTA総会の前に「卒業生による講演会」を行いました。講師は、手袋やキャスター付きカバン等の製造・販売を手掛けている東かがわ市にある株式会社スワニーの元社長の 板野 司 様です。「社員長からエンジェル投資家へ ~人の幸せとは~」という演題でご講演いただきました。社員長というのは板野様の造語で、会社の長である社長と、社員の長である社員長として経営に携わりたいとの思いから使われている言葉で、社員の幸せを第一に考えられていた板野様の思いを象徴している言葉だと思います。講演では、スワニーの商品や海外の工場等の話の後、社員の幸せを大切にされた経営方針の話があり、後半は「人の幸せとは何か」について、3種の脳内ホルモンに関連づけた話がありました。最後に、日頃実践されていることを、高校生に分かりやすい表現で伝えてくださいました。①人の悪口を言わない。②人と比べない(できるだけ)。③自分を卑下しない。いずれも日頃私がよく考えていることで、同じ内容の話をこれまで何度も生徒にしたことがあります。社員の幸せを願って伝えたいことと生徒の幸せを願って伝えたいことは共通すると思いました。地元の身近な企業の元社長からのメッセージは、普段教員から聞く場合よりも生徒にとって印象に残りやすかったのではないかと思います。今後の高校生活に生かしてほしいと思います。

様々な経験ができる高校

2026年4月28日 16時00分

 本日、天候にも恵まれ、体育大会が無事に終了しました。大会を無事に終えることができたのは、会場準備や当日運営の係として、生徒会やいくつかの委員会・部活動単位で、多くの生徒たちが、様々な役割を果たしてくれたおかげです。また、全員が一つ以上の種目に出場することになっていましたので、大きなケガをしている生徒以外は、全員何らかの種目に出場していました。運動能力が高い生徒は、クラス対抗リレー、部活動対抗リレー、アーム1グランプリ(腕相撲)など、たくさんの種目に出場して大活躍でした。運動が得意な生徒も苦手な生徒も全員が一生懸命に競技に取り組んでいた点がすばらしく、それに加えて、仲間が声をそろえて選手の名前を呼んで応援したり、活躍をねぎらう姿は感動的でした。閉会式の講評では、「今後の学校生活でも、誰かがひたむきに取り組んでいる姿を、心から応援できる人であってほしい」と生徒に伝えました。また、大きな高校に入学していたとしたら、集団の一人として目立たないような人も、本校は生徒数が少ないので、選手や運営を支える係の生徒として活躍できる。見るのと実際経験するのとでは学ぶことが全然違う。「様々な経験ができるという点で津田高校は良い高校である」という趣旨の話をして、閉会式の講評を締めくくりました。

食べ物が気分に与える影響

2026年4月23日 15時00分

21日(火)に、2年生の「総合的な探究の時間」の授業の様子を見に行きました。1回目のオリエンテーションを先週に終え、今回は課題(テーマ)を考える授業でした。生徒一人ひとりが自分で、これから行う探究的な学習のテーマを考えて、それを先生に見せて指導をしてもらっていました。何人かのテーマ案を見ましたが、思わず微笑んでしまうものがありました。例えば、「食べ物が人の気分にどのような影響を与えるか。」というものです。先生からは、「それをどうやって検証するの?」と突っ込まれていました。高校生が考えがちなテーマだと思いますが、どのような方法を用いて、科学的に数値化した客観的なデータを得るのかというところまでは、考えがおよばないのが現状です。次の授業で、どのような方法で研究を進めるか計画を考えさせるようですので、その過程で「このようなテーマは検証のしようがない」と気づいてくれると思います。この気づきも「総合的な探究の時間」の成果の一つだと思います。世間にあふれている科学的に証明されていないような情報やデマにだまされないよう、根拠に基づいて論理的に考える力を身につけてくれることを期待しています。

楽しい学校に

2026年4月17日 13時00分

始業式では、「楽しい学校にしたい」というテーマで話しました。以下に話した内容の要約を記します。

「今までの学校生活で、楽しいと思ったときは、どんなときか」と問いかけ。私は、「楽しい」と思える条件には、二つあると考えている。一つ目は、「自分の成長や達成感を感じること」。そのためには簡単にできることだけをしていたのではダメ。挑戦することが困難であるほど、できたときの喜びは大きい。二つ目は、「お互いを尊重する気持ちをもつこと」で、周囲の人を馬鹿にしないこと。学力や運動能力等について、相手が嫌だと思うようなことは絶対に言わないように。親、兄弟、経済的な状況等、これまでの経験が人それぞれ違うため、価値観や考え方が異なる人が周囲にいるのは当たり前。自分とは違うと思う人がいることは、現実であって避けられない。自分とは違うと思う人に対して、存在そのものを否定するような言葉は絶対に使ってはいけない。一人ひとりが気を付ければ、「自分は今のままの自分でいい」とか「自分はここにいていい」と思えて、安心して学校生活が送れる。これらのことを忘れないようにして、津田高校の学校生活を楽しく過ごしてほしい。

生徒には話していませんが、人間関係づくりが上手くいかずに不登校になったり、教員の目が届かないSNSでのトラブルを防ぎたいとの思いが根底にあって、このような話を始業式でしました。

着任の挨拶

2026年4月13日 16時30分

 この度の人事異動で、第29代校長として着任いたしました、池田達治と申します。私は、昭和63年3月に本校を卒業した昭和最後の卒業生の一人です。母校の校長に着任した喜びを感じると同時に身の引き締まる思いを抱いております。私が高校生だったときから校舎や運動場等は変わらないものの、生徒数は大きく減少し、生徒の様子や社会も変わっています。生徒を取り巻く状況が変わろうとも、一人ひとりの生徒が本校で、達成感や自分の成長を感じ、「津田高校に来て良かった」と思ってもらえるような学校づくりに努めてまいります。本校の教育活動に関係する全ての皆様には、これからもご指導とご鞭撻を賜りますようお願い申し上げます。

                            第29代校長 池田 達治

校長あいさつ

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