三木高校野球部 卒業生コメント

2024年度卒 内野手 Y

2025年6月28日 17時13分

 私が三木高校野球部で成長したと感じることは、自分のためだけでなく、周りの人のために行動できるようになったことです。

 特に、キャプテンを任されたことでチーム全体のことを意識するようになり、「どうすればみんなが最高のパフォーマンスを発揮できるか」「自分がどんな姿勢でいればチームを引っ張っていけるか」を考えながら日々行動するようになりました。時には思うようにいかず、悩んだこともありましたが、そのたびに周りの仲間と支え合いながら練習することができました。

 また、自分のプレーだけに集中するのではなく、チームメイトのプレーを見て、調子が悪そうな選手がいれば声をかけたり、プレーについて一緒に考えたりするようにしました。どうすればうまくいくかを一緒に考える中で、相手の立場に立って物事を考えることの大切さを学びました。

 さらに、キャプテンとして意識したのは、自分の姿勢がチーム全体に影響を与えるということです。自分が気を抜いたり、焦ったりすると、その空気がチーム全体に伝わってしまいます。だからこそ、どんなに苦しい場面でも、冷静に前向きな姿勢を保つことを心がけました。このような経験を通して、強さとは技術だけでなく、精神面でも必要なのだということを学びました。

 野球部での3年間を通して、私はただ野球がうまくなるだけでなく、人としても大きく成長することができたと感じています。責任を持って行動することの重みや、仲間を思いやる気持ち、リーダーシップとは何かを身をもって学べたことは、これからの人生に生かしていけると思います。