『自殺プロデュース』 山田悠介
2021年7月20日 11時21分ドキドキ:★★★★☆ おもしろい:★★★★★
この本は、小さい頃からバイオリンをしている大学生の白川琴音がある日、演奏部の先輩、真理乃に極秘サークル「レ―ヴ・ポステュム(死後の夢)」に誘われ、自殺志願者に美しい音楽を奏でる活動を始めるという本です。
設定がとても斬新で読んでいて飽きないし、読みやすい文章構成になっていて、どんどん引き込まれていきます。題名は怖いイメージの本ですが、真理乃に対する琴音の気持ちを読んでいると、まるで恋愛小説でも読んでいるかのような気持になります。最後には衝撃の展開になっていて、とてもおもしろいです。