令和５年５月23日（火）、第57回戴帽式が、保護者や関係教職員が参列する中、厳かに挙行されました。独立行政法人地域医療機能推進機構りつりん病院　看護部長　三谷和美様、国家公務員共済組合連合会高松病院　看護部長　氏部勢子様から、戴帽を受けた看護科２年生は、看護を学ぶ者としての自覚と覚悟を新たにしました。
　また、生徒を代表して髙田春人さんが、お祝いのことばを述べました。誓いの言葉は、看護科２年生代表の金尾俐音さんが務めました。戴帽式を終えた生徒たちは、６月７日から９日まで高松市内の病院で看護臨地実習に臨む予定です。

第56回戴帽式

　令和４年５月24日(火)、第56回戴帽式が保護者や関係教職員が参列する中、厳かに挙行されました。香川県厚生農業協同組合連合会　屋島総合病院看護部長　原渕美千代様、独立行政法人地域医療機能推進機構りつりん病院　看護部長　三谷和美様から、戴帽を受けた看護科２年生は、看護を学ぶ者としての自覚と覚悟を新たにしました。
　また、生徒代表の村瀬仁香さんが、お祝いのことばを述べました。誓いの言葉は、看護科代表で加藤凜さんが努めました。戴帽式を終えた生徒たちは、６月１日～３日まで高松市内の病院で看護臨地実習に臨む予定です。

　誓いの言葉

　新緑の美しい今日、私たち三十四名は戴帽式を迎えることができました。看護師への第一歩を進めることができ大変うれしく思っています。本日、戴帽して頂きました香川県厚生農業協同組合連合会　屋島総合病院看護部長　原渕美千代様、独立行政法人地域医療機能推進機構　りつりん病院看護部長　三谷和美様をはじめ諸先生方、家族に感謝の気持ちでいっぱいです。
　只今、ナースキャップをいただき看護師という職業に対する情熱や人の命にかかわる責任を感じ、理想の看護師になれるよう決意を致しました。
　この戴帽式を迎えるにあたり、「理想の看護師像」や「看護師を目指そうと決意した時の思い」を文集に書くことで看護師に憧れた時の気持ちを思い出し、さらに看護師になるという決意を新たにすると共に、これから更なる努力を積み重ねていきたいと思います。
　今、世界では戦争で苦しんでいる人が大勢います。ナイチンゲール誓詞を朗唱しているとナイチンゲールがクリミア戦争でろうそくを灯しながら患者さんのケアをしている様子が目に浮かびました。今は遠くから早く平和が訪れることを願うことしか出来ませんが、時代や場所が違っていても、身体面だけでなく患者様やご家族の気持ちも支えられる看護師を目指します。
　二〇一八年新型コロナウイルス感染症が蔓延し、新しいウイルスに対して沢山の人が不安や恐怖を抱き差別が起こりました。看護師も差別を受けていたとニュースで取り上げられていました。それでも患者さんの命を一番に考え懸命に働く看護師の姿は私たち看護学生の目指すべき存在であり誇りです。私たちは一年生の基礎看護で習った感染症対策やスタンダードプリコーションを遵守し、看護を学ぶ者として感染拡大しないよう自分たちの行動に責任を持ち続けて参ります。
　これから、私たちにとって初めての臨地実習が始まります。患者さんとたくさんコミュニケーションを図ることで、少しでも多く日々の変化に気づけるようになりたいです。また、患者さんに関心を向け、信頼関係を築けるようにしていきたいと思います。
　「われはわが力の限りわが任務の標準を高くせんことを努むべし」というナイチンゲール誓詞の言葉のように今の現状に満足せず日々努力することを此処に誓います。　　　　　　　　　

　　　　　　　　　　　　　　　　　　令和四年五月二十四日　戴帽生代表　　加藤　　凛　

第55回戴帽式

　令和３年５月25日(火)、第55回戴帽式が保護者や関係教職員が参列する中、厳かに挙行されました。国家公務員共済組合連合会高松病院 看護部長　氏部勢子様から、戴帽とバッチを受けた看護科２年生は、看護を学ぶ者としての自覚と覚悟を新たにしました。

　また、生徒を代表して生徒会長の青井円花さんが、「現代の日本は、新型コロナウイルス感染拡大のため、今まで以上に医療が求められる場面が増えました。それに伴い皆さんが担う看護職者としての役割と責務もより大きなものになっています。しかし、実習は夢へ近づく第一歩です。実習現場でしか学べないことも、たくさんあると思います。多くのことを吸収し、人生の経験値を高めてください。また、患者さん、指導してくださる病院の方、先生方、支えてくれる保護者の方への感謝の気持ちを忘れずに、これからの実践や実習に励んでください。そして、今日皆さんに灯した看護の心をいつまでも大切にして、３５人で支え合い、切磋琢磨しながら進んでいってほしいと思います。」とお祝いのことばを述べました。
誓いの言葉

　木々をわたる風にも、初夏の気配を感じる頃となりました。本日は、私たちのために戴帽式を挙行していただきありがとうございます。晴れて戴帽式を迎え、看護を学ぶ者としての自覚と誇りを胸に、看護師への道を歩み始めることになりました。ただ今、戴帽いただきました看護部長様に深く御礼申し上げます。そして、今まで支えてくださった先生方に感謝を申し上げるとともに、家族にも感謝の気持ちでいっぱいです。

　高松南高等学校看護科の門をくぐり、早一年が経ちました。新型コロナウイルスが猛威を振るう中、入学早々から休校となり、登校できるようになっても分散登校を余儀なくされました。ようやく始まった六月からの対面授業では、クラスメイトとともに学べる環境のありがたさが身に沁みました。

　戴帽式を迎えるにあたり、ナイチンゲール誓詞を自分たちなりに解釈し、言葉に起こす活動をしました。その活動は、私たちにとって感慨深い経験となりました。クラスメイトと解釈について話し合う際、様々な意見が出され、中には少し意表を突くような意見にも出会いました。こうしたクラスメイトとの意見交換をとおし、それぞれの見方や感じ方の違い、また、多様性のある考え方が存在することに気づき、それらには、大切にすべき理由があることを図らずも学び合いました。こうした取り組みや日々の対面での授業を通して「お互いを思いやり」「お互いを認める」という看護の基盤について少しずつ皆で分かり合えるようになってきました。また、式の礼法を学んでいく中で、「呼吸を相手に合わせる」「所作を相手に合わせる」ことを学びました。このことを通しても実際の看護の現場で「相手に合わせる」こと、さらに「チームできちんと統一を図る」ことの必要性を自覚しました。

　本日、戴帽していただいたキャップは誇りであり、看護を学ぶ者としての自覚と誇りを胸に、奥深い看護の道へと歩みを進めます。看護は、患者さんの病気のケアにとどまらず、人生や暮らしを支援することが求められます。看護の心を持ちつつ観察力や判断力を養い、的確なケアを行えるよう知識や技術を深めて参ります。また、患者さんに信頼してもらえる看護師になれるよう、挨拶や笑顔を欠かすことなく誠実な行ないに努め、人間性を磨くことを誓います。

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　令和３年５月２５日　　　　　　　　　　　　　　　　　　戴帽生代表　森末　結子

第54回戴帽式

　令和２年５月26日（火）、第54回戴帽式が保護者や関係教職員が参列する中、厳かに挙行されました。国家公務員共済組合連合会 高松病院 看護部長　氏部勢子様、独立行政法人地域医療機能推進機構 りつりん病院 看護部長　美濃久美子様から、戴帽とバッチを受けた看護科２年生35名は、看護を学ぶ者としての自覚と覚悟を新たにしました。

　また、生徒を代表して看護科３年山下佳乃子さんが、「まだ学びの途中である看護学生ですから、悩んだりつまずいたりして「心のともしび」が揺らいだり消えかかったりすることがあるかもしれません。そんなときは、本日の戴帽式を思い出してください。自分は一人ではない、同じ目標に向かう35名の仲間がいるということ、支えてくれる先生方や保護者の方がいるということ、そして皆様の前には先に歩き出している私たちが、後には後輩がいる、ということを忘れないでください。支えてくれる人への感謝の気持ちや、患者さんだけでなく全ての人に対する「思いやりと優しさ」の気持ちを忘れず、看護とは命に直結する職業だということを心にとめて日々の勉学に励んでください。」とお祝いのことばを述べました。

誓いの言葉

　若葉輝く皐月の佳き日、私たち35名は無事に戴帽式を迎えることができました。戴帽いただきました看護部長様をはじめ、先生方、そして家族に深くお礼申し上げます。

　期待と不安を胸に、クラスメイトと共に看護師を目指す第一歩を踏み出してから、一年が経ちました。広範囲の医療知識を学ぶ必要性を目の当たりにし、やり抜くことができるかと不安を覚えたと同時に、自身の目指す道の厳しさを実感しています。

　世界は今、新型コロナウイルス感染症に対し様々な感染症対策を講じています。その最前線にある医療現場で闘っておられる看護師の姿を報道などで見るとその姿は凛々しく、看護の底力を感じることができました。それと同時に自分たちがそのような看護師になれるか不安になりました。しかし、ナースキャップを戴き、ロウソクを手にナイチンゲール誓詞を朗唱した今、看護学生としての心構えを新たにし、自分たちが目標とする看護師像に少しでも近づけるよう一層努力していくことを決意しました。

今年は、ナイチンゲール生誕200年になります。ナイチンゲールは患者の気分転換の必要性や感染症防止のための環境を整えるなど、現在の看護の基礎を作り上げてきました。ナイチンゲールは「看護とは、新鮮な空気、陽光、温かさ、清潔さ、静けさなどを適切に整え、これらを活かして用いること、こういったすべてを患者の生命力の消耗を最小にするよう整えること」と述べています。看護の本質は患者を回復へと導くために、環境を整えることが大切であると学びました。

私たちのクラスの合い言葉は、「掃除の心は看護の心」です。患者さんが回復へ近づくことができる環境を整えられるよう日々の生活の中で気付き、看護に繋げていきたいと思います。

患者さんから学ばせていただくということ、看護の思いやりの心を忘れず看護を実践していきたいと思います。そして、日々の努力を怠らず、確かな知識、技術を身につけられるよう向上心を持ちながら学ぶ姿勢を持ち続け、仲間と共に支え合い、共に成長していくことをここに誓います。

　　　　　　　　　令和２年５月26日　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　

戴帽生代表　有岡　さくら

第53回戴帽式
　令和元年５月28日（火）、第53回戴帽式が県教育委員会、出身中学校、実習病院、同窓会、ＰＴＡ等の来賓のご参列を賜り、厳かに挙行されました。香川県厚生農業協同組合連合会屋島総合病院看護部長　原渕美千代様、高松市立みんなの病院看護局長　熊野知惠様から戴帽とバッチを受けた看護科２年生35名は、６月から始まる看護臨地実習を前に、看護を学ぶ者としての自覚と覚悟を新たにしました。
　また、２年生全員が参加し、同級生の戴帽を祝うとともに自分の進路を考える機会となりました。生徒を代表して生徒会長の三宅ひなたさんが、「皆さんには、今後の少子化超高齢社会の医療保健福祉の担い手となるべき大きな期待が寄せられています。感謝の心と仲間とのよいチームワークをもって、実習の成果をあげてください。」とお祝いのことばを述べました。

第52回戴帽式
　平成30年５月29日（火）、第52回戴帽式が県教育委員会、出身中学校、実習病院、同窓会、ＰＴＡ等来賓のご参列を賜り、厳かに挙行されました。独立行政法人地域医療機能推進機構りつりん病院　軍神総看護師長様、国家公務員共済組合連合会高松病院　氏部看護部長様から戴帽を受けた看護科２年生は、６月から始まる看護臨地実習を前に、看護を学ぶ者としての自覚や看護観・職業観を高める機会となりました。また、総合制高校の特色を活かして２年生全員が参加し、同級生の戴帽を祝うとともに自分の進路を考える機会としました。

『誓いのことば（抜粋）』

　本日、戴帽を受けるにあたり、ナイチンゲール誓詞を暗唱するだけでなく、自分たちの言葉で解釈するというグループ学習にも取り組んできました。互いに意見を交わすことで、仲間と考えを共有することができました。そして、ナイチンゲール誓詞に込められた思いを理解し、朗誦した今、看護職者としての心構えを新たにすることができました。６月から始まる看護臨地実習では、心に寄り添える看護ができるよう、懸命に努力してまいります。そして、学ばせていただくことに感謝し、仲間と支え合い、共に成長していくことをここに誓います。

　平成29年５月26日（金）、第51回戴帽式が県教育委員会、出身中学校、実習病院、同窓会、ＰＴＡ等ご来賓のご参列を賜り、厳かに挙行されました。高松市民病院　白井看護局長様、JA屋島総合病院　原渕看護部長様から戴帽を受けた看護科２年生は、６月から始まる看護臨地実習を前に、看護を学ぶ者としての自覚や看護観・職業観を高めるよい機会となりました。また、総合制高校の特色を活かして２年生全員が参加しました。同級生の戴帽を祝うとともに、この戴帽式を契機に、自分の進路を考え、その目標に向かって努力することと思います。

『誓いのことば（抜粋）』

　ナイチンゲール誓詞を朗誦した今、知識と技術に優れ、患者さんに信頼される看護師を目指すことを改めて決意しました。これから始まる看護臨地実習では、報告、連絡、相談を心掛け、「患者さんに必要な看護は何か」「自分に出来ることは何か」を常に考えながら、真剣に取り組んでいきます。

　私たち３５名の合言葉は「けじめ」です。「け」は計画的に行動する、「じ」は時間を守る、「め」はメンバーシップを表しています。そして相手を思いやる心を忘れず、患者さんの心に寄り添う看護を実践できるよう成長していきます。そして、同じ目標に向かう仲間とともに切磋琢磨していくことを、ここに誓います。

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　【 第５１回戴帽式の記念に作成したクリアファイル 】

５月27日（金）、平成28年度戴帽式が、厳粛に執り行われました。
高等学校看護科２年生の３４名の戴帽生は、看護職への第一歩・臨地実習に臨むこととなります。