『恋する死神と、僕が忘れた夏』 五十嵐雄策
2020年6月1日 16時18分感動:★★★★★ おもしろさ:★★★☆☆
いつからか世界から「忘却」されてしまう人が現れ始め、その人は「死」とともに、どんなに親密な関係にあっても完全に忘れ去られてしまう。そんな人々の未練を解消するお手伝いをするのが死神だと語るクラスメイトの茅野花織は、僕を死神にスカウトしに来たと言った。そして僕は死神の見習いとなった。
大切な人たちから「忘却」されてしまう人たちの悲しみや苦しみが、未練を解消することで、最後には笑顔で幸せになれるところに感動しました。特に、「忘却」されてしまう娘と母の話は忘れられてしまったとしても、家族の絆は深いと感じました。