「飛田和緒の郷土汁」 飛田和緒
2017年4月19日 09時48分
令和7年度香川県公立高等学校入学者 自己推薦選抜合格者一覧 は、 こちら
2月 10日( 月 )10時~16時の間、掲載されます。
※アクセスしづらい状況が予想されますので、事前に上記リンク先のブックマーク(登録)をお願いします。
令和7年度香川県公立高等学校入学者 選抜合格者一覧 (自己推薦選抜合格者を除く )は、 こちら
3月 21日(金)10時~16時の間、掲載されます。
※アクセスしづらい状況が予想されますので、事前に上記リンク先のブックマーク(登録)をお願いします。
平成29年度より、おススメ本の部屋を開設しました。図書委員と図書部員と司書が、おススメする本を紹介しています。
校内の各所にも掲示していますので、興味や関心を持った人は、気軽に図書館に来て読んでみてください。貸し出し中なら予約も可能です!
直木賞作家が贈るロードバイク愛に溢れた小説です。健康上の理由から始めたロードバイク。優一は会社の部下である女性を師匠とし、ロードバイク技術を極めていきます。自転車を通して、優一たちは新たな扉を開いていきます。因みに著者自身もロードバイク愛に溢れ、イベントで受賞する腕前だそうです。
歴史:★★★☆☆ 感動:★★★★★
この話は戦国期、天正4年(1576年)のこと。伊勢の国(現在の三重県の大部分)の南部に三瀬谷とよばれる集落があった。その三瀬谷に四騎の騎馬武者が現れたことから物語は進む。四人はいわば暗殺者であった。その四人は元伊勢国司の北畠具教を亡き者にするためにやってきたのだ。
織田信長は天下統一の為に伊勢に攻め入り、近江国、大和国も制圧していたが、忍びの国である伊賀に対してはとても慎重になっていたという。その伊賀国は、合計八百六十八箇所の城館がひしめいていた。小領主(地侍)が独立しとても仲が悪く、互いを討ち果たす忍びの術が磨かれているほど。その中でも「その腕絶人の域」と評される忍び無門という男が登場し、その男をとり巻きながらストーリーが展開していく。
忍びという国がどんな国であったかということが想像することができました。最後には切ない恋話もあります。戦国時代に興味を持っている人や歴史が好きな人だけでなく、たくさんの人に読んでもらいたい一冊です。
「詩人・石垣りん」ではなく今回はエッセイの総集編。「私の前にある鍋とお釜と燃える火と」「表札」「空をかついで」などの作品は、中学校や高校の国語教科書でご覧になったことがあるかも。
2004年、84 歳で亡くなる前に3冊のエッセイ集が刊行されましたが、その中から71篇を選んで収録されたのがこの本。
長年、丸の内の日本興業銀行で働いてきた彼女。大組織のいちばん低い場所で働いてきた彼女だから書けた作品も数多い。なぜ詩を書くのか?という新聞記者の問いに、〈長いこと働いてきて、人の下で、言われたことしかしてこなくてね。でも、ある時点から自分のことばが欲しかったんじゃないかな。何にも言えないけれど、これを言うときにはどんな目に遭ってもいいって〉
この本には、凛とした、明晰なことばとともに、個として生きる喜びと哀しみが刻まれています。
インパクトのある表紙と又吉さんらしいエッセイの数々。彼の感情をぶつけているのに、どことなく優しく包み込まれる感覚になり、それでいて笑えるほど面白い。「火花」で芥川賞を受賞しただけあって、彼の言葉を巧みに操る技術はさすがとしか言いようがない。難しい表現ではなく、誰にでも伝わる言葉なのに深く考えさせられる文章。どことなく心が休まる本です。
著者は、オフィシャルコミュニティサイト「月と散文」を開設中。息を呑む美しさに一見の価値あり。又吉さんならではのオンラインコンテンツです。
学校図書館を舞台に、先生と学生たちの優しい物語です。
学校で辛い気持ちを抱えている人には特に響くかも。本を通して勇気をもらったり自分を少しずつ好きになれたり…。窮屈な世界が少しずつ拓(ひら)けていきます。素敵な大人になれそうな予感。6人の少女たちを繊細に描く連作短編集。
ミステリー作家だけあって、ラストのタネ明かしはさすが!