『君がいるときはいつも雨』 山田悠介
2019年10月11日 13時47分切ない:★★★★★ 不思議:★★★★☆
この本は、事故で両親とお母さんのお腹の中にいた弟を失い、孤独になった主人公の元に、雨が降ると小さな男の子が会いに来るという不思議な話です。
小学校最後の夏休み、野球チームでピッチャーをしている主人公は、公園で一人壁当てをしていると、突然雨が降ってきた。仕方なく雨宿りをしていたら、そこに赤い傘を差した男の子が現れた。その日から主人公の不思議な夏休みが始まる。
私は、この話を読んで初めは少し怖いと感じました。しかし、物語を読み進めていくと、主人公の家族に対する思いや心の内を知ることができ、だんだん物語の中に引き込まれていきました。