文化部トピックス

今週のおススメ本

2016年6月9日 12時08分

 図書部の今週のおススメ本は2冊あります。
 まず1冊目は水野敬也さんの「夢をかなえるゾウ」です。夢をなくしたサラリーマンと、何故か関西弁で話すガネーシャとの物語です。ガネーシャはサラリーマンに次々と課題を出していきます。その課題は、それほど難しいものではなく、1日で実行できるものです。
 私が心に残った課題は「運が良いと口に出して言う」です。その課題の中で、ガネーシャは「自分にとってうれしゅうないことが起きても、まず嘘でええから『運が良い』って思うんや。口に出して言うくらいの勢いがあってもええで。そしたら脳みそが勝手に運がええこと探し始める。自分に起きた出来事から何かを学ぼうと考えだすんや。そうやって自然の法則を学んでいくんや」と言っています。
 この言葉を聞いて、私も運が良いことを探してしまいました。みなさんもこの本を読んで、ガネーシャの課題を実行してみてはどうでしょう?
 2冊目はヴィルヘルム・ブッシュ選の「黒いお姫さま」です。悪魔に願って生まれてきた子供は15歳で死んでしまう。そんな子供を助ける事ができるのは悪い事を一度もしたことのない人だけ。しかし、そんな人はなかなかいない。呪いは解けてお姫様は助かるのか。この本は「黒いお姫さま」をはじめとしたドイツの童話が11作品詰め込まれたものです。11つの話が短く、読みやすいので空いた時間に気軽に読むことができます。