総合学科の取組

三木高校総合学科では、1年次前期に「産業社会と人間」、2・3年次に「進路探究」(総合的な探究の時間)をそれぞれ履修します。このページでは、それぞれの取組を紹介します。

<「産業社会と人間」> 

 令和5年度  令和6年度

<「進路探究」(総合的な探究の時間)>

 令和5年度  令和6年度

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令和5年度「産業社会と人間」(1年)

ポスター発表練習

2023年10月4日 18時35分

本日でに、前期集中講座である「産業社会と人間」は最後の授業である。しかし、今年度は例年と異なり、後期に入り10月25日に総合学科の成果発表会を実施するため、成果発表会の実行委員を中心に準備は継続します。ポスターに最後の修正を加えたのち、みんなで発表の練習をしました。

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今回の授業は、各クラスの実行委員が中心となり運営しました。ポスター発表の順番を事前に決め、タイムキーパーも担当しながら90分の授業を作りました。授業担当の先生方も発表に関して熱心に助言をし、本番に向けて全員で協力しています。まさに、最初に掲げた生徒78名+担当教員6名のプロジェクトが実践できつつあります。

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最後の授業は、1年次生の実行委員がしっかりと計画を組んで、クラスに分かれてポスター発表の練習をしました。生徒が熱心にプレゼンテーションに取り組む姿勢や、実行委員が声をかけながら授業の運営をしている姿を見て、成長の大きさを実感するとともに、成果発表会への期待が大きく膨らみます。

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<生徒の感想①>

○色々と工夫しながら話をすると、疲れが出て息が切れたり、話したいことを忘れそうになったりして、上手く話すのが難しかったです。棒読みにならないように、話し方に抑揚をつけたり、質問を投げかけたりして、前回のセッションでの改善点を今回直すことが出来て良かったです。次につなげたいです。

○今日、男子も含めてグループを作って発表しました。前回の授業で、大講義室で練習したときは、友だちが近くにいたから、私の声が聞こえないということはなかったけど、今日は少し距離があって、前のめりに聞く人がいた。本番では、他の人も発表しているので、自分の声がよりかき消されやすいので、声を張って発表することを意識するようにしたい。それに、話を聞いてゼスチャーしている人の話の方が内容が頭に入ってきやすかったので、実践しようと思う。

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<生徒の感想②>

○どのように喋れば相手に伝わるのか、私が知って欲しいところに興味を持ってくれるのかが難しい。相手の立場になって考えて、聞いてもらいやすいように、あえて考えてあまりしゃべらないようにする。どうせ本番になると、話す内容が飛ぶのだから、言葉をきっちりと覚えるのじゃなくて、何回も反復練習をして、落ち着いて発表できるようにする。

○やっとポスターが完成して、発表練習に取り掛かかることができました。一番最初に他の人に発表した時は、時間配分をミスしてしまい、特に言いたいことが言えずに終わってしましました。けれど、2回目、3回目と回数を重ねるごとに、修正しながら発表練習ができました。本番までに、より伝わりやすい発表ができるように頑張ります。

令和5年度「進路探究」(総合学科2・3年)

探究方法①「問い」を立てる

2023年4月18日 18時41分

今回は、司会者が、前回実行委員会が時間をかけて作成した「探究グループ」ごとに着席するように指示しました。その後、配布資料の説明を行いました。

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教員から「今後のスケジュール」「探究とは何か」「探究の手順」「『良い』探究とは」「『問い』とは」について説明がありました。

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実際に、「問い」を作り始めました。まず、事前に個々人で2つずつ考えました。次に考えた「問い」についてグループで説明し合いました。

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<生徒の感想①>

○今回の授業では「探究とは何か」「問いとは何か」というところについて学んだ。探究は調べ学習のように調べて終わりではなく、問いを立てて、そのことについて深く追求していくものだと思った。 また、問いの中にも「良い」と「悪い」があり、そのことを考えた上で、問いを考えて見ると、答えがほとんど出ている理系の分野は、とても難しいと感じた。自分が何をしたいのか、何に興味があるのかをもう一度考えて見ようと思う。

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最後に、グループ内で探究に使えそうな良い「問い」を2つ選択しました。次回は、今回考えた「問い」を見直します。

<生徒の感想②>

○自分が普段疑問に思っているようなことを「問い」として言語化してまとめるのは難しかったです。ですが、「問い」を考えていくうちに、その疑問に対する自分の考えを整理できました。なので、「問い」を立てずに自分の考えが曖昧なまま物事を探究しても、良い結果は得られないのだろうと考えました。今回でた問いをどんどん深めていったり、別の問いにつなげて見たりして、テーマにあった問いを見つけています。

○問いを立てることが大事だということが分かった。予めテーマを仮決定していたが、問いのルールを聞いて、班内で考え直した。しかし、時間が足らず決めきれなかった。しかし、時間が足らず、決めきれなかった。数学と探究は相性が悪いと感じた。なので、少しルール違反だとしても、自分たちの知りたいことや考えたいことを深められれば、それはそれで良いのではないかと考えた。早速大きな壁にぶつかった気がしたが、これを乗り越えて、この先も乗り越えていけるように班のみんなで協力していきたい。

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2年進路探究開始(3年プレゼン・1年「産業社会と人間」の振返り)

2023年4月11日 18時13分

今年度最初の「進路探究」(総合的な探究の時間)は体育館での実施となりました。今年度から2年「進路探究」は実行委員が中心となって授業を運営します。昨年度後期から結成した「進路探究」準備委員会が本日から「進路探究」実行委員となり、初の試みに挑戦します。実行委員の生徒は、昨年度後期から毎週2回の昼休みを使って準備をしてきました。探究方法についての助言等は教員が行いますが、授業の運営については実行委員が行います。

まず、3年生の代表がグループ探究について発表しました。昨年度3月に香川県高等学校探究発表会に本校を代表して参加した生徒たちです。「孤育ての改善を目指してー未来の児童福祉(子育て)のカタチ」というテーマでプレゼンを行いました。

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次に、担当者の先生方の自己紹介がありました。先生方から探究に対してどのように取り組みたいかという、それぞれの思いが語られました。

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まず、「進路探究」の授業に入る前に、班に分かれて「産業社会と人間」の事業の振返りを行いました。実行委員を中心に意見交換をして、その後各班から出た意見を発表することで共有しました。運営方法はすべて実行委員で考えました。

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まず、実行委員会が探究班を発表しました。班編成については1年次生後半から実行委員会のメンバーが全員の興味のある分野をアンケート調査し、再度全員から意見を聞いて丁寧に決めていました。

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その後、まとめとして実行委員会から昨年度の学びについてプレゼンテーションが行われました。体育館の準備・設営から司会・運営をすべて生徒だけで行うことが出来ました。

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<生徒の感想>

○先輩方のプレゼンテーションを聴いて、内容が深かったり、行動範囲が広かったりと、産社(「産業社会と人間」)とは規模が違うと感じた。先輩からのアドバイスでもあったように、内容が広かったり、行動範囲が広がったりすると、自分の好きなことを突き詰められるのが進探(「進路探究」)の特徴であり、良い点だと思った。産社の振返りを通して、成功したから反省点がないわけではなく、より良くするために、わずかでも反省点を見つけ、改善することが大切だと考えた。

○インタビューシップを楽しく終えたのは、事前の準備がしっかりとできたからだと改めて思いました。成果発表会では、人前で話す力や臨機応変に対応する力などがつき、人間として成長することが出来ました。1年次生で得たことをしっかりと生かし、先輩のようにまとめ、発表できるように頑張りたいです。

○「産社」を振り返って、「人前で発表できるようになった」「いろいろな職業を知れた」「自分の良さに気づけた」「礼儀・作法を身に付けることが出来た」などたくさんの発見や成長があったことに気づきました。班員それぞれ違う点で成長したと言っていて、それぞれが「進探」で個人の力を発揮できるのではないかと考えました。1人1人が責任感を持っていないと、「誰かがやってくれたらいいや」となってしまうので、私自身も責任感を強く持つことを心掛けたいです。

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