プロジェクトゴール共有会
2023年7月19日 18時03分本日は、「インタビューシップ」直前の最後の授業です。いよいよ総合学科1年次生78名が「インタビューシップ」に出発します。毎年恒例の「出発式」として、全員が「インタビューシップ」に向けての決意を発表します。三木高校のMから始まる単語1つを色画用紙に書き、そこの込められた意気込みを一人一人が語ります。5年前に始めたこの企画ですが、生徒の文字に込められた意味を聞くたびに、自分を成長させたいという深い思いと決意に感動を覚えます。
今年度は、2年次生の実行委員会のメンバーからの助言で、初めて、1年次生の実行委員会メンバーを「インタビューシップ」前に結成しました。椅子の移動、「M」から始まる用紙、名札など授業の事前準備を1年次生が行いました。事前の準備や動きなど1年次生とは思えない機転の利かせた動きができており、「産業社会と人間」の授業担当教員も感心していました。
全員が発表した後、「産業社会と人間」授業担当教員からの一言があり、最後に校長先生から激励の言葉をいただきます。
最後に全員で記念写真を撮り、いよいよ一人一企業を訪問します。高校1年の7月から準備をはじめ、7月中旬から8月下旬に一人一企業を訪問するというのは、非常に大きなチャレンジだと思います。
1年次生は見知らぬ大人と関わることがほとんどありません。総合学科1年次生との面談では、毎年多くの生徒が、コミュニケーションが苦手だと語る本校生のことを考えると、生徒たちの不安は想像以上であると考えます。しかし、この体験に果敢に挑んだ生徒は、予想を大きく上回る成長を遂げます。この成長が、総合学科の生徒にとって人としての魅力をより引き出していると感じます。
<生徒の感想>
○「M」から始まる文字だけでも結構な数があり、一人一人どんな人になりたいのかを明確にして、目標や「M」から始まる文字を考えていた。私は「Moxie」という単語を選んだけれど、他の人も同じ文字を選んでいたにもかかわらず、掲げる目標はそれぞれ違っていた。先生方も考えてくださっていて、一人一人、先生も含めて目標を掲げ、一致団結しているなぁ~と私は強く感じました!将来の力にもなる一つにもしたいし、私はこのインタビューシップを思いっきり楽しんできます!
○今回の授業で使う座席の準備、一人ずつ「M」から始まる決意の紙を座席に配る、写真撮影の時に使う椅子の準備、名札の配布、様々なことに気を配って、準備してくれた実行委員のみんなの姿勢を見習って、「インタビューシップ」に向かおうと考えました。私もこんな人になりたいと尊敬しました。
○同じように「インタビューシップ」に行くにしても、「インタビューシップ」に対する目標や思いは人それぞれ違い、おもしろかったです。マッチや顕微鏡という意味の単語を用いていた人もいて、理由を聞くと、とても深く思いが伝わってきました。思いを文字や言葉にすることも大切ですが、さらに伝えて、伝わるともっといいなと改めて感じました。「伝える」ということは、言葉にするのは簡単ですが、実際にしてみるととても難しいです。自分に自信を持って「インタビューシップ」に臨みます。