アルゼンチンだより

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アルゼンチンだより(ブログ)

第6回 留学体験記

2025年8月7日 18時55分
 7月に入り、アルゼンチンでの留学生活も折り返し地点を迎えました。ここまであっという間だった気もするし、長かった気もしています。残りの5か月半、今出来ることを全部やりきるつもりで生活していきたいな、と思います。
 今月はほとんど冬休みの期間だったので、普段は出来ないことがいくつも出来ました。お泊まり会やお好み焼き作りなどから順に書いていこうと思います
 月始めにPijamada(お泊まり会)がありました。同じAFS派遣生の友達の帰国が近づいたので、仲の良い友達で集まってピザ作りをして、チョコケーキを食べることになりました。
 ちょうどその週は"La semana de la Dulzura" (スイーツの週)という一週間で、「みんなで甘いものを食べよう!」という雰囲気がどの友達やお店からも発されていました。友達にお菓子を渡したり、一緒に食べることで感謝の意も含まれているのだろうと考えています。
 さて、お泊まり会の会場についた私達はまず、ピザ生地をこね始めました。と言っても、スペースが無かったのと、その友達がピザ作りの達人のように生地をこねていたので、私がしたのはツナ缶の油を抜いて、ピザ窯からピザを取り出して切ることだけでした(笑)。
 ピザを食べながら、弟に初めてビデオ通話をして近況報告をしたり、ダーツ(おもちゃ)で遊んだりしました。その後はテントを組み立てたあと、夜2時くらいまで頑張って起きていましたが、睡魔に勝てず他の四人よりも先に寝てしまいました。
 起床したあと、友達二人と軽く散歩に行き、フクロウを見ました。地面の中に住むタイプのフクロウで、近づくと鳴き声を上げて飛び去っていきました。
 私は生まれて初めて生の野生のフクロウを見たことで嬉しくなってしまい、十分くらいずっと、近づいて追いかけてを繰り返していましたが、気づくと一緒に出ていた友達二人は先にテントに戻っていたので、後ろ髪を引かれる思いで帰りました。
 そんなこんなでお泊まり会を楽しみ、冬休みの良い思い出になりました。
 その2日後からも3日間ほど街に出て、友達の家に行ったり、留学のサポートをしてくださっている方と定期談話をしたり、ホストシスターの誕生日会に行ったりと、イベントが盛り沢山でした。
 冬休み最終週に、今まで延期にしていたお好み焼き作りを決行しました。手に入る材料が限られているので、天かす代わりにスナック菓子を使ったり、豚バラが無かったので、塊を層ごとに切ったりして、なんとか形にしました。
 家族からもぼちぼち好評で、日本から持ってきたお好み焼きソースにかなり助けられたなぁ、と思います。
 なぜ"ぼちぼち"なのかというと、アルゼンチンではキャベツを主体にした料理が少ないので、口に合いにくかったのだろうと思います。(私の説明不足もありますが)
 また、同い年の友達の家に行き、バクラヴァを食べさせてもらって、くだらない話もたくさんしました。翻訳アプリがまだまだ必要ですが、前に話したときよりも会話が幾らかスムーズになって、進歩しているのを実感できました。
 そう言えば、先々月から行き始めたジムは前触れなく、往復一時間半かかる場所に移転しました。これからは散歩の量を増やさなければ。
 今月は自分の状況について、特に悩んでいました。半年近く経っても会話を膨らませることが出来ず、学校終わりに一人で行動することも頻繁にあります。
 まだ身に付ききっていないスペイン語を使っているので思考力も落ちており、勉強しても身に付いているのかそうでないのか、分からなくなります。
 でもきっと、これはずっと考え続けてしまうだろうし、学んでいく上で必ず通る道なのかも、と思います。
 他のAFS生のインスタグラムの投稿を見ると、自分がすごく置いていかれている感覚がします。難しいけれど、ある意味「自分は自分」と考えて少しずつでも成長して、自分を納得させてあげたいです。
 そう。例えば8月からは、学校終わりに友達をどんどん誘ったり、近くの小さな博物館に入り浸ろうかな〜。
 そんな調子です。

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