『高架線』 滝口悠生
2020年9月14日 16時08分人生観:★★★★★ 読みやすさ:★★★★☆
この本は、人の暮らしの移り変わりが描かれたもので、主人公が記憶をさかのぼりながら16年間を思い出していく話。私がこの本を手に取った理由は表紙のイラストでしたが、読み進めるうちにどんどん興味が沸きました。人はずっと同じ場所にはいません。次々移動していくことで、その場その場でのストーリーを作っていくものなんだと学べたような気がします。高架線から見える無数の家には、それぞれの人生があるということも。語り手が変わっていって読みやすいと思うので、ぜひ読んでみて下さい。