『盲導犬クイールの一生』 石黒謙吾
2021年12月23日 09時45分泣ける:★★★★★ 犬の可愛さ:★★★★☆
5匹生まれた子犬から盲導犬になる人生を歩むことになったクイール。クイールの人生には、これからの人生に期待するワクワク感のある別れ、不安感のある別れ、切なく辛い別れがありました。又、ほかの犬にはないクイールの素質や特徴が書かれてあり、クイールが盲導犬として成長していく姿が想像しやすいです。
私は盲導犬の使用者との別れが一番心に残っています。クイールにとって最初で最後の使用者をしっかり支えながら、絆を深めていく中で突然の別れがあり、とても辛く印象に残っています。
盲導犬はただ道を案内するだけでなく、人間に寄り添える不思議な力があるのではないかと思える本です。