校長からみなさまへ

見えていたら・・・

2024年6月25日 10時49分

 昨日、本校では防災訓練を行いました。南海トラフの巨大地震を想定し、緊急地震速報後の身を守る行動、初期消火、校舎や人的被害の確認・報告、119番通報、津波避難、不明者の捜索、負傷者の担架移送など、様々なことを想定し、各自の任務を実践を通して確認しました。集合・点呼後、私からは、「実際に巨大地震が起きたら、ガラスが割れたり、落下物があると思うので、見える人が見えにくい人に避難路の状況を言葉で伝える必要があること。不安を和らげるために適宜状況を言葉で伝える必要があること」などを言いました。また、訓練に特に大きな問題があったわけではないですが、最後に考え方として、「本校には視覚障害教育のプロが集まっているので、見えていたら助かったのにとか怪我をしなくてすんだのにということが決してあってはならない。」という趣旨のことを伝え、それぞれの任務を見直すように締めくくりました。