校長からみなさまへ

晴眼 墨字 白杖 読めましたか?

2024年6月21日 10時00分

今回は、視覚障害に関する基本的な用語をいくつか説明します。

【晴眼(せいがん)】 はっきり見える目のことをいいます。「障害者」に対して「健常者」という言葉があるように、視覚障害のない人のことを「晴眼者」といいます。

【墨字(すみじ)】 点字に対して視覚を使って読み書きする文字のことをいいます。多くのみなさんが通常見ているインク等で書かれた文字のことです。墨字で書かれた文書を点字や点図にすることを「点訳」、音声にすることを「音訳」、点字を墨字にすることを「墨訳」や「墨字訳」といいます。

【白杖(はくじょう)】 視覚に障害のある人が路面の情報を収集するために持っている杖、、、と思われるでしょうが、他にも役割があります。視覚障害があることを周囲に知らせる役割です。白杖を持っている人を見かけたら、より安全に通行をしてほしいと思います。また、白杖を頭よりも上に上げる動作は、SOSサインになります。そういう人を見かけたら声を掛けてください。