校長からみなさまへ

拡大読書器

2025年10月24日 16時00分

 拡大読書器とは、拡大して見たい物を置く台の上に、大きなモニターがついている機器で、弱視の生徒が教科書やプリントを拡大して表示し、学習に使っています。拡大倍率や明るさ、コントラストの調節等ができ、生徒それぞれが自分の見えやすい条件に設定できます。多くの生徒が文字の白黒反転をさせて利用しています。拡大読書器を用いると、紙の本やプリントにメモやアンダーライン等の書き込みができ、書き込んだものを次の学習の機会に用いることができます。11月1日の文化祭が近づいて来ましたが、先日、文化祭の予行を行いました。体育館行事の司会を担当している生徒が、司会原稿を拡大することにも使っています。生徒や視覚障害のある教員によっては、毎日使っている大切な支援機器です。公的予算や企業団体等の寄付によって、このような支援機器が整備されています。感謝の気持ちをもって大切に使っています。
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