校長からみなさまへ

長官

2025年11月21日 08時45分

 11月15日(土)に東京2025デフリンピックが開幕しました。デフリンピックは、聴覚に障害のある選手を対象とした国際的な総合スポーツ競技大会で、ニュースにもよく取り上げられ、手話についても多く目にするようになりました。聴覚障害に対する社会的な認知度が上がる良い機会になっており、視覚障害教育に携わる者としては、少しうらやましく思います。スポーツ分野での障害者の活躍という点では、10月1日(水)にスポーツ庁の長官に就任された全盲の河合純一さんに注目しています。スポーツ庁のホームページによりますと、河合さんは、平成4年のバルセロナパラリンピックから平成24年のロンドンパラリンピックまでの6大会に水泳選手として出場し、多数のメダルを獲得されています。また、大学を卒業された後、静岡県で中学校の教諭をされ、静岡県総合教育センターで指導主事もされており、教育現場にも理解がある方と思っています。全盲の方が政府組織の責任者になることは異例のことで、スポーツの振興を通して様々な社会課題の解決が進むことを期待しています。