静かな訓練
2025年11月28日 16時30分本校では、6月と11月に学校全体で、地震・火災・津波を想定した防災訓練をしています。これとは別に寄宿舎でも毎月防災訓練をしています。先日の25日(火)に、自分としては4回目となる本校全体での防災訓練がありました。4回目となると最初の緊張感が薄れ、見えてくるものがあります。地震の後、校舎損傷確認担当がそれぞれの校舎に行き、本部の事務室にいる教頭先生が報告を受ける段取りです。教頭先生がもっている訓練マニュアルには、どこが損傷しているかは書いていませんので、正確に聞き取る必要がありますが、トランシーバー越しの音声が聞き取れず、何度か聞き直したことがありました。その間、事務室に集合している職員は、黙って静かに待っていたり、訓練マニュアルに目を通しています。この状況を見て、「実際に大地震が来たときに、みんな黙っておれるかな」と思いました。余震の揺れに悲鳴をあげたり、〇〇が壊れたとか誰かが怪我したとか、津波はいつ頃来るのかなど、集まっている人が口々に何かを話して、大事な情報の整理がやりにくいのではないか思いました。そこで、避難完了時の校長による講評では、「静かに黙っていることも大事」ということを、幼児児童生徒及び職員に伝えました。