校長からみなさまへ

声のトーン

2025年12月10日 14時00分

 本校を卒業して、あん摩マッサージ指圧師として働いている卒業生から、仕事のようすや就職先を決めた経緯、本校に在籍していたときにもっと取り組んでいれば良かったと思うことなどについて、先日、生徒や教員に対して講話をしてもらいました。働いてみて感じたこととしては、施術の技術にはある程度自信があったものの、お客さんと天気などの何気ない会話を、その人の人柄に合わせて多くしたり少なくしたりしなければならないという話がありました。最初はうまくできなかったが経験を積みながら徐々にできるようになってきたようでした。また、生徒から「お客さんの施術に対する満足度をどのようにして判断していますか」という質問に対しては、例えば「気持ちいいです」と言われても、その声のトーンで、満足度を判断しているという話がありました。施術はただ技術が良ければいいというものではなく、人を相手にすることなので、コミュニケーションの大切さを実感されていたようでした。話を聞いた生徒たちの今後の取り組み姿勢に良い変化が出ることを期待したいです。