校長からみなさまへ

見えない書道

2026年1月22日 10時00分

 墨字(いわゆる文字全般のことで、点字に対して使う単語)が見えない人にとっても、世の中の多くの人たちが、平仮名や漢字を使って情報のやり取りをしていることを知ることは大切です。また、文字を美しく書く書道は日本文化の一つでもあります。本校では墨字を見ることができない生徒に、点字の読み書きを教えることに加えて、書道も教えています。教え方は、指導者が工夫をして3段階に分けています。①文字の形を紐で作りボンドで固めたものを触察させて形を理解させ、書き順の通りに指でなぞらせる。②なぞった文字の形を思い浮かべ、ボールペンでレーズライターに文字を書かせる。※レーズライターとは、ボールペンでなぞった部分が凸状に盛り上がる特殊な用紙で、書いた形を触察で確認することができます。③シェービングクリームに絵具と木工用ボンドを混ぜたものを筆につけ、紙(半紙ではない)の上に文字を書かせる。これも固まると触察して書いた形を把握することができます。墨で書いたのでは触察できません。本校では、一般の学校ではやっていないような指導上の工夫が要求されるのです。