校長からみなさまへ
2021年6月10日 13時00分 香川県立盲学校のWebサイト(ホームページ)をご覧いただき、ありがとうございます。
PTAだより100号を5月21日に発行しました。記念すべき100号の原稿を書くことになり光栄です。その一部を掲載します。
校庭の花たちに触れて
さて、本校の正門付近には、ハナミズキ、サツキ、キンモクセイ、正門を過ぎて奥に行くと桜、その他農園にも多くの植物があり季節ごとに花を咲かせます。私が盲学校に着任した頃には、桜が満開でした。入学式の頃は若葉を風になびかせ、四月下旬は葉桜となり清々しさを感じました。来年の春には、美しい満開の桜の花が咲くことでしょう。桜と同じようにハナミズキ、サツキがきれいな花を咲かせましたが、初秋にはキンモクセイが花を咲かせます。これからも楽しみです。花の鮮やかな彩りに心を奪われますが、それと同時に花の香り、手触り、音を感じることも気持ちの良いものです。私も校内を歩くとき花たちに触れ、心が安らぎます。
本校の児童生徒には、花の色を感じながらも、花によって異なる匂いや風になびくことで生まれる音、季節ごとに変化する花の形から季節の移り変わりを感じてもらいたいと思います。花は私たちに色々な事を教えてくれます。児童生徒には、授業や学校行事で多様に体験することで、知識だけでなく、考え方や表現のしかたを学び、自分たちの能力を開花させ、成長することを期待しています。そして、季節が幾度か進み、卒業する頃には豊かな感受性のある人に育ってほしいと思います。
(略)
令和3年6月10日