第3回  チーモの「カステラ作り」

今日はチーモが、食農科学科の2年生と一緒に、農経特産の讃岐コーチンの卵をたくさん使ったロールカステラ作りに挑戦します。

先生「各班で材料を量って持っていって下さい!卵は卵黄と卵白に分けてボールに割り入れてね!」

チーモ「分量を間違えると大変だから気をつけなきゃ‥卵を6個も使うんだ。
この卵はおいしそうだなぁ」


先生「この卵は農場で飼育している讃岐コーチンの卵です。鮮度は抜群だけど、殻にヒビが入って出荷できないものも使うよ。そういう卵は割れやすいから気をつけてね。」

  

先生「薄力粉は3回ふるいにかけてきめを整えましょう。卵黄と卵白はそれぞれしっかり泡立てて下さい!」

チーモ「卵白は混ぜていくうちにだんだん重くなってくるから、手がだるいなぁ。」

先生「今回の実習は卵白の『起泡性(きほうせい)』という性質の勉強だよ。ふわふわのカステラを作るためにもがんばって泡立ててね。」

そうしてメレンゲと卵黄に少しずつ砂糖を混ぜ、薄力粉をふるい入れながら生地をまとめていきます。

先生「強く混ぜたり、練らないように注意して下さい。」

チーモ「ふわふわのカステラが出来るように、さっくり混ぜるんだね。」

    

生地が出来たら、あらかじめ用意しておいた型に流し込んでいきます。

チーモ「生地を入れたら、オーブンで焼くんだね。」

先生「そうだよ。175℃のオーブンで20分ぐらい焼きます」

みんなの生地がオーブンに入ったら、焼き上がりを待つまでの間に、使った道具をよく洗います。床をきれいにして、テーブルの上を拭いたら、よく絞ったふきんを台の上に広げ、型枠から外したカステラを布巾の上に置きました。

先生「それでは焼き上がったカステラを巻いていきます。よく見て下さい」



先生は、カステラをサッと裏返し、型紙をそーっと外すと、布巾に包んでクルクルっと巻きました。

チーモ「うわぁ、すごい!」

あっという間にきれいなロールカステラの出来上がりです。

先生「カステラはポルトガルから来たお菓子です。『カステラ』と言う名前はメレンゲをお城(Castle)のように高く泡立てるところに由来しているんですよ。今日勉強したことをきちんとまとめておいて下さいね」

今回作ったカステラは、少し冷ましてからパッキングして販売されるそうです。チーモはいろんなお菓子が作ってみたくなりました。





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