校長より

 香川県立農業経営高等学校のホームページにアクセスいただき、ありがとうございます。

 本校は、今から遡ること109年前の大正4(1915)年、時の大正天皇即位の際の大嘗祭主基斎田が香川県綾歌郡山田村に選定された光栄を永久に記念しようとする郡民の熱意と多くの県民の理解と協力により、綾歌郡立主基農林学校として創設されました。

 この「主基」という校名は、特に宮内省の認許を経て付されたもので、全国的にも稀有の由縁をもつものです。大正11年には、県立に移管して香川県立主基農業学校となり、戦後の学制改革では、昭和23年から新制高等学校として香川県立主基高等学校へと生まれ変わりました。さらに、昭和43年からは、文部省より自営者養成農業高等学校としての指定を受け、校名を現在の香川県立農業経営高等学校と改称し、今日に至るまで14,000余名の有為の人材を社会に輩出してきました。

 現在、四国で唯一の文部科学省指定「農業経営者育成高等学校」としての使命のもと、普通教育・農業教育・寮教育を三本柱とする教育活動を展開し、農業と地域社会を愛することのできる人間性豊かな人物の養成に努めています。

 本校の教室や万塚農場、拓心寮からは生徒たちの明るく弾む声が聞こえてきます。また、拓心太鼓部の勇壮な和太鼓の音や、馬場を颯爽と駆ける馬と騎手の息づかいも聞こえてきます。

 本校に集う生徒たちが日々充実した学校生活を送り、活力にあふれた魅力ある学校として本校が発展してまいりますよう、教職員一同が心を一つにして努力を重ねる所存です。

 今後ともご理解とご支援を賜りますようお願い申し上げ、ご挨拶といたします。