農業クラブ

〇 農業クラブとは
 農業クラブとは、「Future Farmers of Japan」省略すると、FFJと呼ばれる農業高校生によって作られる組織です。1948年に農業高校生の自主的・自発的な組織として全国の農業高校で誕生しました。そして、都道府県ごとに連盟がつくられ、1950年に全国組織として日本学校農業クラブ連盟が結成されました。
 農業クラブは、単位学校農業クラブ、都道府県連盟、ブロック連盟、日本学校農業クラブ連盟という組織で成り立っています。単位学校農業クラブは、農業を学ぶ高校生が所属する学校でつくっている学校農業クラブのことです。本校の場合は、「農業経営高等学校農業クラブ」になります。香川県ではこの他に、「石田高校」「笠田高校」「高松南高校」「飯山高校」に学校農業クラブがあります。そして、そこで農業を学ぶ生徒全員が農業クラブ員ということになります。

〇 農業クラブの三大目標
 農業クラブの活動目的は将来農業や農業に関連した職業を担うものとして、社会に貢献し、活躍できるための力を育てることです。そのために、次の3つの目標が掲げられています。それは科学性、社会性、指導性です。さまざまな活動をとおして、農業に関する知識や技術を身に付け、他者を理解し、他者と協力して物事に取り組む力を育てることを目指しています。

〇 年間行事(主なものを紹介します)
農業鑑定競技
 農業の知識を競うもので、年に3回行われます。10月には全国の農業クラブ員が集まり大会が開かれています。成績が優秀であれば代表に選ばれ、全国大会に参加することができます。本校でも各学科から一人ずつ代表が選ばれ参加しています。



主基齋田お田植え祭り
 毎年6月に行われ、本校の女子生徒が早乙女姿で古式農法のお田植えをします。この行事は農経高校の開校にも関係する重要な行事です。



収穫感謝祭
 全校生徒が農場に集まり、自然の恵みに感謝して、本校産の米や肉や、野菜などを食べます。みんながとても楽しみにしている行事の1つです。

  

幹部講習会
 毎年2月ごろに香川県青年センターで行われています。本校からは農業クラブ役員と1、2年生の農業クラブ委員が参加します。香川県下の農業高校生が集まって、班別討議や研究会などを通して交流をはかっています。